Menu
(0)

Search

DC『ブルービートル』が『バービー』破って1位発進、ただし興収は事前予想に届かず

https://i.ytimg.com/vi/4wxyy8Rcz4k/maxresdefault.jpg

2023年8月18日に全米公開を迎えたDC映画『ブルービートル(原題)』は、事前の予測通り『バービー』を破った。週末1位スタートを切っている。

ただし、興行収入は期待値を下回った。国内初週末3,000万ドルを見込まれていた同作は、2,540万ドルと少し控えめな発進となっている。

『ブルービートル』は、移行期にあたるDCユニバース旧体制下最後の作品。新ユニバースへの導入1作目ともされており、ファン期待は高い。米Rotten Tomatoesでは批評家スコア76%に対して観客スコア92%と好調。これは、“DC最高傑作”と謳われた『ザ・フラッシュ』の批評家スコア64%、観客スコア83%を上回る。また、出口調査に基づくCinemaScoreはB+で、『ザ・フラッシュ』のB評価より優れた結果となった。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

米興収で『ダークナイト』(2008)を超え、ワーナー・ブラザース史上2位の大記録を打ち立てていた『バービー』は、5週目にしてようやく首位を譲る形となった。前週比下落率は36〜43%で推移。世界累計興収は12億7,918万ドル。ワーナー世界1位の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)13億4,200万ドルを抜くには、最後にもうひと盛り上がりが必要だ。

同週デビューとなったユニバーサルのコメディ映画『スラムドッグス』(11月17日日本公開)は国内830万ドルと厳しい立ち上がり。ランキング上は5位スタートで、5週目の『オッペンハイマー』、3週目の『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』の下位につけた。『ブルービートル』『スラムドッグス』が共にやや低調となったことについて、米Deadlineはストライキによる事前プロモーションの不足があることを指摘している。

Source:Box Office Mojo,Deadline

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly