【ネタバレ】「ボバ・フェット」アノ人の再登場、裏側が判明 ─ 演じた役者、声のナゾ、「その人」のリアクション

この記事には、「ボバ・フェット」チャプター6ネタバレが含まれています。

「ボバ・フェット」ルーク・スカイウォーカー役俳優がコメント
「ボバ・フェット」チャプター6では、マンドー/ディン・ジャリンがグローグー(ベビーヨーダ)へ贈り物を届けるため訪れた先で、若きルーク・スカイウォーカーが再登場。「マンダロリアン」シーズン2最終話にもサプライズ登場を果たしたルークは、ファンにとって嬉しい二度目の登場となった。
チャプター6のエンドクレジットで判明していたように、この度のルークを演じた代役俳優は、「マンダロリアン」時とは別の人物。スコット・ラングまたはグラハム・ハミルトンと見られていたが、この度はハミルトンが自身のInstagramで、ルーク役の姿と共に演じた事実を認めている。
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ハミルトンは“マスター”マーク・ハミルと共にルーク役を再創造したとコメントしており、ドラマを手がけるデイヴ・フィローニやジョン・ファヴロー、そして若きルークの顔をデジタル再現したアーティスト達への敬意と謝辞を述べている。ハミルトンは5歳の頃に『スター・ウォーズ』を繰り返し鑑賞した思い出があるようだ。
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若きルークはグローグーにフォースの稽古をつけ、それはかつてルークがオビ=ワンやヨーダから学んでいた姿を思い出させるような、キャラクターの成長を感じられる感慨深いものがあった。「フォースを感じろ」「“やってみる”ではなく“やる”だ」など、ファン感涙のセリフの数々も多く登場したが、驚くべきことに、マーク・ハミルは「マンダロリアン」に引き続き、声の再録を行なっていない。一体どうやったのか?
ルークの声、合成だった
実は、若きルークの声は「Respeecher」というアプリケーションを使った合成によって作られたものだ。サウンド・エディターのマシュー・ウッド氏が米Esquireに説明したところによれば、これは「機械学習するニュートラルネットワークによるもの」だという。彼らは、オリジナル3部作当時の若き日のマーク・ハミルの声を、出演していた映画やテープ、ラジオ番組から収集。それらの音声を「システムに送り込んだらスライスしてくれて、そのデータをニュートラルネットワークが学習する」という流れなのだそうだ。えらく簡単なように説明されているが、とてつもなく複雑な処理が行われているのだろう。
つまり、十分な音声サンプルがあれば、「マンダロリアン」や「ボバ・フェット」のように、自然かつ自在なセリフを後から作ることができるということだ。将来の映像作品では、オリジナルの役者が現場にあらずとも、過去の映像や音声でいくらでも「復活」ができる、というのが一つの主流になっていくのかもしれない。ルークの再現に関してルーカスフィルムは、「マンダロリアン」時の映像をディープフェイク技術で「改良」して話題になっていたYouTuberを雇用するなど、積極的な投資を行なってきている。後は本人や、場合によっては遺族と、倫理的な許可が降るかどうかの問題である。
ちなみにチャプター6の配信直後は「僕のホテルにはディズニープラスがない」とツイートし、まだ本編を見られていない様子だったマーク・ハミルだが、ついに鑑賞できたらしい。チャプター6で描かれた映像にちなんだ、こんな投稿を行なっている。
It runs in the family…#SkywalkerTransportationServices pic.twitter.com/yAmeurTSrs
— Mark Hamill (@HamillHimself) February 5, 2022
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Source:Esquire