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『ボヘミアン・ラプソディ』全世界で6億ドル突破 ─ 超ヒットまだまだ継続中、映画賞ノミネートも相次ぐ

ボヘミアン・ラプソディ
© 2018 Twentieth Century Fox

映画『ボヘミアン・ラプソディ』の全世界興行収入が、ついに6億ドルを突破した

伝説のバンド、クイーンとボーカリストのフレディ・マーキュリーを描いた本作は、米国はもちろんのこと世界各国で大ヒットを記録。2018年11月末には5億ドルの大台を突破し、「6億ドルも視野に入った」と伝えられていた。それから2週間、本当に『ボヘミアン・ラプソディ』は6億ドルを超えることとなったのである。

ボヘミアン・ラプソディ
© 2018 Twentieth Century Fox

米Deadlineの報道によると、2018年12月12日(米国時間)時点で米国興収は1億7,570万ドル海外興収は4億3,300万ドルとなっており、全世界累計興収は6億870万ドルだ。
米国興収では、以前から『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)を抜いて音楽伝記映画の歴代No.1となっていたが、このたび『グレイテスト・ショーマン』(2017)の1億7,434万ドルをも上回った。世界興収の面では、まもなく『マンマ・ミーア!』(2008)の6億988万ドルを超える見込みとなっている。

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同じく12月12日時点で、海外興収において特に優れた成績を示しているのは、イギリスの5,790万ドル、韓国の5,600万ドル、そして日本の4,170万ドル。依然として日本は海外でのランキング第3位に座しており、イギリス・韓国にどこまで迫れるかがポイントといえそうだ。

なお日本では、劇場公開から5度目の週末も前週末対比102%という右肩上がりの興収を記録。5週連続で観客を増やすという空前絶後の大ヒットを続けている。「“胸アツ”応援上映」をはじめ、IMAXやドルビーアトモス、4DX、ScreenX、LIVE ZOUND、極上音響上映、爆音映画祭など特殊な上映形式も充実しているため、複数回劇場へ足を運ぶリピーターも後を絶たない状況だ。ちなみにDeadlineによれば、本作の“応援上映”や“みんなで歌おう(sing-along)上映”はアジア圏やラテンアメリカ諸国で強い支持を得ているという。

ボヘミアン・ラプソディ
© 2018 Twentieth Century Fox

こうした中、『ボヘミアン・ラプソディ』はアカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞(ドラマ部門)の作品賞および主演男優賞(ラミ・マレック)という2部門にノミネート。さらに全米映画俳優組合賞の主演男優賞(ラミ・マレック)、キャスト賞にもノミネートされるなど、ここにきて確たる評価も追いついてきた形だ。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』は2018年11月9日(金)より全国の映画館にて公開中。

『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

Source: Deadline, Box Office Mojo, SAG Awards

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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