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『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』はポップでクレイジー、暴力的な「ハーレイの世界」 ─ 『スーサイド・スクワッド』が描かない内面に迫る

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
(C)2019 WBEI and c&TM DC Comics

DCコミックス屈指の人気ヒロイン、ハーレイ・クインを主人公とする映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』について、主演のマーゴット・ロビーが新たに語った。本作はDCの女性チーム「バーズ・オブ・プレイ」を実写映画化する作品で、原題は『Birds of Prey (And The Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)』。しかしその物語は――邦題が示しているように――ハーレイの内面に迫っていくものになるという。

Varietyにて、マーゴットは「バーズ・オブ・プレイ」の名前が冠された本作について「彼女(ハーレイ・クイン)の視点から描かれる物語です」と一言。『ジョーカー』(2019)に続いて、これまた油断ならない語り手の登場となりそうだが、マーゴットによると、これはDC映画の“隙間”を埋めるようなアプローチでもあるようだ。


『スーサイド・スクワッド』の前作、それから次回作(ジェームズ・ガン版)でも描かれていないハーレイの世界が明らかになりますよ。ちょっとぶっ飛んでいて、そこには彼女の人格が反映されているんです。ハイテンションで、ポップで、楽しくて、暴力的で、クレイジー。不条理で、イカれてて、とっても楽しくて、ほんの少しだけ痛ましいんですよ。」

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』では、愛するジョーカーと別れたハーレイが新たな人生へと進みだそうとする過程で、自由という“覚醒”を求める女性たちと出会っていく。しかしそんな中、ユアン・マクレガー演じる悪役ローマン・シオニスは、ハーレイを“所有”しようと試みるようだ。

以前ユアンは、あえて本作を「フェミニスト映画」だと形容し、「とても良く書かれた脚本で、女性差別を現実的に捉えている」と語っていた。もっとも本作は、ハーレイの視点から描かれる“ぶっ飛んだ”物語。マーゴットが説明した「ハーレイの世界」がくっきりと見えてくるほど、彼女たちの“覚醒”や、原題に含まれている“解放”というテーマが浮き立つことにもなるのだろう。

監督を務めるのは、DC初のアジア系女性監督であり、元新聞記者という異色の経歴を持つキャシー・ヤン。脚本は『バンブルビー』(2018)のクリスティーナ・ホドソンが執筆した。ちなみに、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督も参加したというハードなアクションも見どころのひとつ。マーゴットが「暴力的」とも言っているところは見落とせないだろう。

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』は2020年3月20日(金)全国ロードショー

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Source: Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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