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『ボラット』続編、娘トゥーター役の実母が視聴後2時間も大泣き

ボラット サシャ・バロン・コーエン
User Skssoft on de.wikipedia; Michael Bulcik / SKS Soft GmbH Düsseldorf https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Borat_in_Cologne.jpg

サシャ・バロン・コーエン主演のフェイク・ドキュメンタリー『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(2020)は社会を容赦なく風刺しながら、破天荒な行動や言動を繰り返す一人の男を中心に描いた超絶問題作。命懸けの笑いに視聴者は不謹慎にも笑ってしまったと思われるが、出演者の家族の中には涙なしでは見られなかった者もいたようだ……。

2006年公開の第1作『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』から約14年後に製作された第2作では、男尊女卑や反ユダヤ思想を持つカザフスタン人のジャーナリストであるボラットが、前作からの汚名を返上すべく、アメリカ政府への貢ぎ物として娘のトゥーターを捧げる任務に奔走する。

この度、ジェームズ・コーデンが司会を務める番組「The Late Late Show with James Corden」に、重要な任務の鍵を握る娘トゥーター役を演じたマリア・バカローヴァが出演した。極秘での撮影だった為、本作について事前に親にも報告出来なかった模様で、母親が実際に作品を視聴した時には、悲しみに暮れ果ててしまったようだ。「母は凄く悲しそうでした。目から涙が溢れていましたよ。2時間は泣いていたと思いますね」。

続けて、「母はある種自虐的なので、2回も見て、更に悲しんでましたよ」としながら、母親から「“トゥーターのような人を見たことがない。悲し過ぎる”」と感想を伝えられたのだという。具体的に何が母親を悲しくさせたのかは定かでないが、想像は容易に出来る。それと言うのも、常識知らずで野生児のようなトゥーターは劇中で、破天荒な父親の支持で男の貢ぎ物にされたり、屋根無しの檻に住まされたり、見知らぬ人達の前で卑猥な踊りをさせられたりするのだ。そんな奴隷のような扱われ方をする彼女に対する想いから、母親は涙が止まらなくなってしまったのかもしれない。

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Source: ScreenRant

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。