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『ボーダーランズ』実写版、ゲーマーだけでなく新規ファンにも楽しめる作品に ─ イーライ・ロス「見ればプレイしたくなる」

『ボーダーランズ3』レビュー
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ゲーム『ボーダーランズ』シリーズの実写映画版『Borderlands(原題)』の撮影が終了した現在、残すは公開を待つのみ。そんな中、監督を務めたイーライ・ロスによると、本作はハードコアゲーマーだけでなく、シリーズにこれまで一切触れてきたことのないような新規にも安心して観られる作品となるようだ。

シューティングRPGの金字塔とも呼ばれる本作は、2009年から現在に至るまで新作が開発され続いている人気シリーズ。パンドラという銀河の惑星を舞台に、プレーヤーがトレジャーハンターとなってモンスターや無法者たちと戦う作品だ。その特徴はやはり独特な世界観に加えて、頭を撃てば脳みそが飛び散るなど、グロテスクな描写が多いことだろう。『ホステル』(2005)『グリーン・インフェルノ』(2013)など、容赦ない残酷描写で知られる監督が起用されたことは決して不思議なことではない。

そんなロス監督は、Collider(Comicbook.com経由)のインタビューにて、「ゲームをプレイしていなくても、映画を楽しむことができます」としながら、 リュック・ベッソンによるSFアクション『フィフス・エレメント』(1997)や、 スティーヴン・スピルバーグによるアクション・アドベンチャー『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)のような楽しい作品であると説明している。「ゲームをプレイしていなくても、映画を楽しむことができた『トゥームレイダー』のように」「この映画を見ればゲームをプレイしたくなるでしょう」。映画版を入口にその世界観に浸かることが出来るということだ。

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とはいえロス監督は、「ハードコアゲーマーのためのイースター・エッグもふんだんに盛り込んだ物語を描くことが出来ました」とも話している。シリーズのファンのことも決して忘れているわけではなく、むしろ彼らを楽しませることが根底にあるともいえそうだ。「この作品についてピッチしたとき、“『ボーダーランズ』プレイヤーのためのゲートウェイドラッグを作ります”と言いました。ゲームをプレイしたことがあり、ハードコアゲーマーであれば、そのディテールや面白さの虜になるでしょう」。

映画版のキャストには、ケイト・ブランシェットがリリス役、ジェイミー・リー・カーティスがタニス役、ケヴィン・ハートがローランド役、フロリアン・ムンテアヌがクリーグ役、ジャンクブラックがクラップトラップ役、アリアナ・グリーンブラットがタイニー・ティナ役、エドガー・ラミレスがアトラス役、ヘイリー・ベネットがオリジナルキャラクターとして登場。「チェルノブイリ」(2019)のクレイグ・メイジンが脚本を執筆し、『スパイダーマン』『ヴェノム』シリーズなどのアヴィ・アラッドらがプロデューサーとして就任している。公開時期は不明だ。

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Source: Comicbook.com

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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