【レビュー】『ボーダーランズ3』シリーズ初体験だけどプレイしてみた ─ サイバーパンクな世界をクレイジーな銃で撃ちまくれ

2019年9月13日より発売となるゲーム『ボーダーランズ3』は、まさに全世界が渇望した最新作だ。
“ボダラン”の名で愛される『ボーダーランズ』は、クールかつクレイジーなアートデザインによる唯一無二の世界観が絶賛され、数々の輝かしい賞を獲得した傑作シューティングRPGシリーズの金字塔。累計売上は4,300万本突破。2012年発売の前作『ボーダーランズ2』は、発売から6年以上が経過した現在でも月間アクティブユーザーが100万人を超えるというクレイジーご長寿大人気シューティングRPGエンタテインメントなのである。

最新作『ボーダーランズ3』の先行プレイが出来ると聞き、シリーズ初体験となるTHE RIVERもいち早くコントローラーを握る機会に恵まれた。過去作は全くプレイしたことがなかったけれど、果たして楽しめるだろうか?
はじめての『ボーダーランズ』、いきなり3で大丈夫?
ともかく筆者が『ボダラン』未体験だから、この記事ではそんな目線からゲームをご紹介させていただこう。『ボーダーランズ』は基本的にはFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)だが、最大の特徴はそのクレイジーな世界観だ。ひとたびゲーム世界に飛び込むと、そこに広がっているのはサイバーパンクでネオな光景。荒廃したような世紀末的な雰囲気もあって、さながら『ブレードランナー』×『マッドマックス』といった具合だ。なんとなく『マイティ・ソー バトルロイヤル』の惑星サカールっぽい雰囲気もある。従来のレンダリングに手書きテクスチャを組み合わせた、3DCGとアニメのハイブリッドのようなビジュアルも斬新だ。

ゲームは、ヴォルト(トレジャー)・ハンターと呼ばれる4人のキャラクターから好きな1人を選んでスタート。モズ、アマーラ、FL4K(フラック)、ゼインという4人が存在、それぞれに固有のアクション・スキルが備わっているらしい。どれを選べば良いか迷っていると、オススメされたのがゼインというダンディなおじさんキャラ。バランスに優れている上、自分の分身を創る「デジクローン」というアクション・スキルが「カッコいいから」ということだ。ちなみに日本語キャラクターボイスは、ベネディクト・カンバーバッチ担当声優としても知られる三上哲さんである。
銃は100億万種類!ガンガン撃ちまくれ
『ボーダーランズ』の魅力はまだまだあるようで、そのひとつが多彩すぎる武器だという。何でも、劇中に登場する銃は組み合わせ次第で100億万種類以上とのこと。100億万っていうのが語彙としてすごい。小学生が考えた数字みたいだし、ハリウッドザコシショウが「わたくしモノマネ2兆個ありますからね」とか言ってるレベルの数字だ。100億万て。
今作で武器のメーカーは8社から10社に増えたということだが、これはゲームの中に登場する架空の武器製造企業が増えたという意味らしい。たとえば『スター・ウォーズ』では、Xウイングを製造するインコム社、タイ・ファイターを製造するサイナー・フリート・システムズ社といった具合で、劇中世界に存在する企業の数々が物語にリアリティを与えていた。『ボーダーランズ3』もそんな感じで、10社のメーカーごとに武器の特色があるということだ。きっとプレイするうち、好みのメーカーが見つかったりするのだろう。楽しそうだ。
なお、普通にプレイしていると個性的な武器が続々と手に入るので、「同じ武器を2日以上使うことはないのでは」と担当者。プレイする度に新たな武器との出会いがありそうだから、いくら遊んでも飽きなさそう。ちなみに筆者が1時間ほどプレイしてお世話になったのは、足が付いて自走する銃だ。何を言っているか分からないと思うが、リロードする度に銃に足が生えて、勝手に敵の方向に突撃してバンバン攻撃してくれるというクレイジーなヤツ。『ボーダーランズ3』ならではの設定だろう。銃のデザインも様々で、設定としては基本的に実弾ではなくレーザー弾やエネルギー弾といった描写。銃にもLED的なライトがカラフルにあしらわれていてカッコいい。