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「テニスとは孤独なスポーツだ」 ─ 『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』主演スベリル・グドナソンへインタビュー

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』
© AB Svensk Filmindustri 2017

──なるほど。カルチャーや撮影方法でもそんなに違いはありませんでしたか?

んー、撮影方法においてはそんなに変わりませんね。でも、周りの環境はとても違いますよ。インターナショナル映画を撮影するのって、もっと孤独なんですよ。トレーラーに入れられて、一人のスペースをたくさん与えられますからね。スウェーデン映画の場合、僕たちはみんなで座ってコーヒーを飲むんです。俳優全員でね。インターナショナル映画だと、みんなもっと離れているな。

この作品は生死についての映画だ

──本作のメッセージやテーマは何だと思いますか?

映画の大部分は”恐れ”についてなんです。負ける怖さですね。それは死への恐怖とも似ているかな。ボルグは何年も何年も勝ち続けていて、そんな彼がどうしても考えずにいられないのは、「いつか負ける」ってことなんです。なので、僕はこの映画は生死についての話だと考えています。それにテニスはとても孤独なスポーツですから、孤独についての映画でもありますね。テニスコートにテニス選手として立つのは、本当に孤独なことなんですよ。

それに、ライバルのマッケンローだって孤独です。二人とも一人ぼっち。だからこそ、ボルグとマッケンローのことを本当に理解できるのは、お互いだけなんだと思います。

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
© AB Svensk Filmindustri 2017

──最後に、日本で本作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

日本の皆さんにこの映画を気に入って頂けることを、心より願っています。僕たちは大きな心で、ボルグとマッケンローに対しても大きな尊敬を持ってこの映画を作りました。とても誇りに思ってるこの作品を、より多くの人に観て頂きたいと思っています。僕自身はまだ日本に行ったことがないのですが、次の旅行では日本に行く予定なんです。


ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
© AB Svensk Filmindustri 2017

映画『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』は、2018年8月31日(金) 全国ロードショー。

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』公式サイト:http://gaga.ne.jp/borg-mcenroe/

Writer

Marika Hiraoka
Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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