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【ネタバレ】『ブラックパンサー』製作者、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督に「お願い」していた ― 残念ながら叶わず

マーベル・シネマティック・ユニバース作品、映画『ブラックパンサー』(2018)は米国ほか世界で大きな注目と評価を集め、ヒーロー映画史上空前の大ヒットを記録した。
その主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で早くも再登場となったわけだが、その展開について、『ブラックパンサー』のプロデューサーはアンソニー&ジョー・ルッソ監督に「あるお願い」をしていたという。ただし、残念ながらその望みは叶えられなかったわけだが……。

注意


この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL
ブラックパンサー
『ブラックパンサー』より ©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

ブラックパンサーの消滅、「考え直して……」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のクライマックス、6つのインフィニティ・ストーンを集めたサノスが指を鳴らすと、ヒーローたちは次々にその姿を消していく。ヴィジョンを守るためワカンダの最前線で戦っていたティ・チャラも、オコエに手を差し出しながら消えてしまうのだ。

HUFFPOST誌の取材によれば、『ブラックパンサー』のプロデューサーであるネイト・ムーア氏は、「ブラックパンサーが消滅する」という結末を『ブラックパンサー』の製作中から知っていたという。そこでムーア氏は、決断を思いとどまるよう、ルッソ監督に頼み込んでいたそうだ。

「彼ら(ルッソ監督)が話していたことはよく知っていましたから、考え直してほしいと個人的に頼みました。でもストーリーテリングに筋は通っていましたし、あの作品でワカンダをさらに見せられたのはすごく良かった。[中略](製作では)あらゆるアイデアについての賛否を話し合います。彼ら(ルッソ監督)には、なぜそうした展開になるのかというきちんとした根拠がありましたよ。
(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は)すごく興味深い結末になりましたし、『ブラックパンサー』が非常に好意的に受け入れられたために、より複雑なエンディングになったと思います。個人的にはつらいですが、その論理はわかっているんです。」

ちなみにムーア氏は「どうやって解決するのかを知りたいですね」と語っており、来たる『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の展開を知らされていないことを示唆している。まさか、ケヴィン・ファイギ社長の右腕ですら今後の展開を聞かされていないのか……?

脚本家チーム、冷酷すぎる決断

アンソニー・ルッソ監督は、同じくHUFFPOSTの取材にて、ブラックパンサーを消滅させた理由についてわずかに語っている。
ブラックパンサーやワカンダの存在は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において重要なポジションを占め、また映画『ブラックパンサー』の大ヒットによって、それらは今やマーベル・シネマティック・ユニバース全体にとっても非常に重要なものとなっている。しかしアンソニー監督は「それでも(消滅させるという)決断は有効」と判断したそうだ。

かたや米Colliderのインタビューにて、脚本家のスティーブン・マクフィーリーは、また異なる切り口からヒーローの消滅に関する新事実を明かした。脚本の初期段階では、これほど多くのヒーローを消滅させる予定ではなかったというのである。

「初期の脚本は、何人かのキャラクターを次回作(『アベンジャーズ4』)にも登場させるものでした。でも彼らには(次回作で)描けるストーリーが十分にないことがわかったので…それで消滅させたんです。」

もっともマクフィーリーは、どのキャラクターの運命を変更したかを語っていない。ブラックパンサーが生き延びる可能性があったのか、それとも初期の脚本でも消滅していたかは定かでないのだ。実に冷酷な決断だが、逆に言えば、そのように消滅させても問題ないような解決策が用意されているということか?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国の映画館にて公開中。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定だ。なお『ブラックパンサー』MovieNEXは2018年7月4日に発売される。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/

Sources: HUFFPOST, Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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