【ネタバレ】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ラモンダ役アンジェラ・バセット、実はアノ人との対面シーンを撮っていた

この記事には、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のネタバレが含まれています。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のミッドクレジットシーン(エンディング中に挿入されるおまけシーン)には、本編では紹介されなかった一人の少年が姿を見せる。
ティ・チャラの妹シュリがハイチの海岸を訪れ、葬儀の衣装が燃えるのを見ながら兄を想っているところに、ティ・チャラの元恋人ナキアと6歳の少年・トゥーサンが登場。そこでナキアはトゥーサンがシュリの甥、すなわちティ・チャラの息子であることを告げ、トゥーサンは自身を誇らし気に「ティ・チャラ王子、ティ・チャラ王の息子」と称していた。
そのシーンではシュリが、ラモンダがトゥーサンの存在を知っていたのかどうかナキアに尋ね、ナキアはラモンダと孫が対面を果たしていたことを告げる。劇中でラモンダとトゥーサンが会う展開は描かれなかったが、ラモンダ役のアンジェラ・バセットが「そのシーンを撮影しましたよ」と、米Varietyに明かした。
「撮影したんですが、編集室で再調整して編集されました。ラモンダはなんと言ったか?“シュリ、あなたに伝えなくちゃいけないことがあるの”ですよ。もちろんハイチに行きましたし、彼に会って紹介されました。でも、そのシーンはカットされてしまったんです。」
孫との初対面シーンでは、ナキアがトゥーサンにラモンダを“ナナ(英語圏での祖母の呼び方の一つ)”と紹介したのだそう。また、バセットは同シーンがカットされた理由は、「観客とシュリにサプライズを与えるため」だったと答えている。そのサプライズ効果が絶大だったことは言うまでもないだろう。
ラモンダは帰らぬ人となってしまったが、ティ・チャラと共にその血筋は王子へ受け継がれていく。『ブラックパンサー』第3作の製作は発表されていないが、シュリやナキア、ティ・チャラ王子をはじめ、残された者たちの新たな物語が紡がれていくことを期待しよう。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は公開中。
Source:Variety