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ブラッド・ピットが還暦、衰えぬスターの近況 ─ 『トップガン マーヴェリック』監督のF1映画、ジョージ・クルーニーとの再タッグ作も

『アド・アストラ』ブラッド・ピット来日 ジャパンプレミア
© THE RIVER

俳優ブラッド・ピットは、2023年12月18日の誕生日で60歳に。還暦を迎えた。2022年にはトム・クルーズも還暦となったが、2人に共通しているのはバリバリ現役のアクション俳優であること。本記事では、ブラッド・ピットの近年の活躍をざっくり振り返りながら、今後の出演作を紹介する。

ブラッド・ピット近年の活躍

『アド・アストラ』ブラッド・ピット来日 ジャパンプレミア
© THE RIVER

俳優として近年のハイライトといえば、2020年アカデミー賞授賞式での助演男優賞受賞だろう。クエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)で、ピットはレオナルド・ディカプリオ演じる落ぶれ寸前の俳優リック・ダルトンのスタントダブル、クリフ・ブースを演じた。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
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2019年、『ワンハリ』とジェームズ・グレイ監督作『アド・アストラ』に出演したピットは、2020年と2021年のコロナ禍は出演をセーブ。2022年、『ザ・ロストシティ』と『ブレット・トレイン』、『バビロン』の大作3連続で大スクリーンへのカムバックを果たした。

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俳優業と並行しながら、自身が率いる映画制作会社Plan B Entertanmentを通してプロデューサー業にも注力。ドラマ、映画を横断しながら、「地下鉄道~自由への旅路~」(2021)や『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(2022)、『ブロンド』(2022)、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(2022)といった作品を手がけた。

『アド・アストラ』ブラッド・ピット 来日記者会見
© THE RIVER

ピットといえば、この4年間で2度の来日を果たしてもいる。1度目が2019年9月の『アド・アストラ』。日本科学未来館で元宇宙飛行士の毛利衛氏と山崎直子氏と共に記者会見に臨み、TOHOシネマズ 六本木ヒルズではジャパンプレミアに参加した。

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2度目が、伊坂幸太郎の『マリアビートル』を原作としたアクション映画『ブレット・トレイン』。ピットは自身が演じた運の悪い主人公にちなみ、都内の寺で厄除けを体験するというプロモーションを実施。初の厄除けに圧倒され涙ぐむ一幕を見せていた。翌日には、共演者の真田広之とアーロン・テイラー=ジョンソン、デヴィッド・リーチ監督と合流し、東京発・京都着の新幹線内で「動くレッドカーペットイベント」に参加した。

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ブレット・トレイン
© 2022 Columbia Pictures Industries, Inc. and TSG Entertainment II LLC. All Rights Reserved.
映画『ブレット・トレイン』新幹線車内でのレッドカーペット 取材撮影写真
©️ THE RIVER

今後の待機作

俳優としてのピットの待機作は2つ。一つは『トップガン マーヴェリック』(2022)ジョセフ・コシンスキー監督によるF1映画(タイトル未定)。もう一つは、『オーシャンズ』シリーズで共演したジョージ・クルーニーとのW主演映画『wolfs(原題)』だ。

F1映画(タイトル未定)

『アド・アストラ』ブラッド・ピット 来日記者会見
© THE RIVER

タイトル未定の本作では、ピット演じる元F1レーサーが、新人レーサーたちと共にレース界の競合と競い合うストーリーが描かれる。ピットは自ら製作も務め、プロデューサーとしてF1界のレジェンドとして知られるルイス・ハミルトンを迎え入れた。ハミルトンは脚本の監修を務め、リアルを極限まで追求した物語が期待できそうだ。

レースパートの撮影は2023年夏に実施された。なんと製作陣は7月上旬に開催されたF1イギリス・グランプリに「11番目のチーム」を作って参戦したという。当日はレーシングスーツ姿のピットも確認され、実際にカメラが搭載された車に乗り込んでコースでの撮影に挑んだ。地上版『トップガン マーヴェリック』とも言えるかもしれない。

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ピットのほか共演にはチームメイト役で「スノーフォール」(2017-2023)『デンジャー・ゾーン』(2021)のダムソン・イドリスが参加。脚本は『トップガン マーヴェリック』のアーレン・クルーガーが執筆している。配給はApple。Apple TV+での配信前に30~60日間の劇場公開が全世界で行われる予定だという。

『wolfs(原題)』

ブラッド・ピット ジョージ・クルーニー
THE RIVER | Public Domain https://commons.wikimedia.org/wiki/File:George_Clooney_with_Barack_Obama_2016.jpg | Remixed by THE RIVER

『オーシャンズ』コンビの再タッグ作となる本作は、同じ仕事に雇われた2人のフィクサーを描くサイコロジカルアクションスリラーとされている。2021年9月に製作が発表され、W主演のピットとクルーニーは製作を兼任する。

撮影は2023年1月よりニューヨークのハーレム、チャイナタウンで実施されたが、同年7月に俳優ストライキの影響で一時中断。その後の再開状況は定かでない。

直近では12月中旬に、クルーニーが米Entertainment Tonightの取材で同作について言及。ピットのことを冗談まじりに「可愛いらしい男の子(pretty boy)」と呼びながら、再共演を喜んだ。

リリース時期は未定だが、劇場公開が行われる見込み。以前クルーニーが米Deadlineに語ったところによれば、主演2人はAppleとの間で、高額なギャラを受け取る代わりに劇場公開を保証してもらう契約を交わしたという。「彼らも快諾でした」と語っている。

F1映画同様、配給権は米Apple TV+が獲得。監督・脚本は、『スパイダーマン』3部作のジョン・ワッツ。共演には、「マーダーズ・イン・ビルディング」(2021-)のエイミー・ライアン、「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019-)のオースティン・エイブラムス、「私の“初めて”日記」(2020-2023)のプールナ・ジャガナサンらが名を連ねている。

Source: Entertainment Tonight,Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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