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ロケット役ブラッドリー・クーパー、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』サノスには「一理ある」

[左]Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bradley_Cooper_avp_2014.jpg [右]Photo by THE RIVER Remixed by THE RIVER

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでロケット・ラクーンの声優を担当しているブラッドリー・クーパーが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の悪役サノスについて語った。クーパーがロケット役やマーベル映画について語る機会はそう多くないため、これは貴重な発言のひとつといえるだろう。

英BBC Radio 1のインタビューにて、クーパーは自身のキャリアや出演作品について振り返っている。そのなかで、サノスの計画や目的には「一理ある」と述べたのだった。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。

インタビューの中で、クーパーはロケットの声を務める上で、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)などの名優ダニエル・デイ=ルイスや、声優・コメディアンのギルバート・ゴットフリードを参考にしたことを明かしている。クーパーの収録風景を記録した映像も登場するので、まだ見たことのない方はあわせてご確認いただきたい。

そんなクーパーにとって、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の悪役であるサノスは非常に魅力的な存在として映ったようだ。なにしろ「最高だった」「映画が成功したのはサノスが素晴らしいキャラクターだったから」とまで言わしめているのである。

「事実として、彼(サノス)は“一理あるな、うん、一理ある”と思わせてくれるでしょう。僕の中にも“彼が勝って太陽が沈む、よかった”と思うような部分があるというか。つまり、僕も世界の半分を殲滅することは嫌悪しますよ。でも僕の中にも、“やりやがった!”って思うところがあるわけです。それが僕自身を表してるのかどうかはわかりませんけど。」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の魅力とは、クーパーが述べているように、ヒーローと同じくらいサノスの主張にも、ある意味で筋が通っているところにある。企んでいる内容は確かに非道だが、自身の目的に対する手段としては「一理ある」のだ。

同作のクライマックスにおいて、サノスは6つのインフィニティ・ストーンをすべて集め、指を鳴らすことで全宇宙の生命を半減させてしまう。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーのうち、ロケットは唯一残されてしまうのだ。ガモーラの妹であるネビュラは惑星タイタンでトニー・スタークと二人残されてしまったが、続く『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』でロケットとネビュラは合流することになるのだろうか…?

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは発売中。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。

Source: BBC
Eyecatch Image: [左]Photo by Georges Biard [右]Photo by THE RIVER Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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