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「ブレイキング・バッド」映画化企画が進行中、2018年11月よりニューメキシコ州で撮影へ ― 米報道

ブレイキング・バッド
© AMC 写真:ゼータ イメージ

世界中で絶大なる支持を集め、数多の賞に輝いた人気ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」(2008-2013)の映画化企画が進行しているようだ。同シリーズの主な撮影地となった、米国ニューメキシコ州アルバカーキの地方紙Albuquerque Journalが第一報を伝え、米DeadlineVarietyといった大手メディアが報じている。

「ブレイキング・バッド」は主人公の化学教師ウォルター・ホワイトが、自身の肺がんをきっかけに覚せい剤の密造に手を出し、やがて運命を大きく狂わせていくストーリー。主演のブライアン・クランストンは本作で世界に名を知らしめることとなり、シリーズの完結後もスピンオフ作品「ベター・コール・ソウル」(2015-)が製作されている。

「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」製作者が参加

各メディアの報道によると、映画版『ブレイキング・バッド』には、「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」の脚本・監督・製作総指揮などを務めたヴィンス・ギリガンが携わっているとのこと。両シリーズの製作をヴィンスとともに担当したマーク・ジョンソン&メリッサ・バーンスタインも参加するようだ。

Albuquerque Journalの第一報によれば、映画版『ブレイキング・バッド』とされている作品の仮タイトルは『Greenbrier』。2018年11月中旬から2019年2月にかけてアルバカーキにて撮影が実施され、誘拐された男性の逃走劇、自由への冒険を描くストーリーになるという。

なおこの報道時点で、本作の物語が「ブレイキング・バッド」や「ベター・コール・ソウル」とどのように繋がるのかは明かされておらず、ブライアン演じるウォルターやアーロン・ポール演じるジェシー・ピンクマンなどのメンバーが登場するかどうかも不明だ。ただしDeadlineによると、今後、ブライアンやアーロンら俳優陣との間で出演契約が結ばれる可能性はあるという。

人気ドラマの新展開といえば、現在の海外ドラマを代表する「ウォーキング・デッド」(2010-)の新作テレビ映画3部作が製作されることが報じられて大きな話題となったばかり。映画版『ウォーキング・デッド』(タイトル未定)はドラマの世界観をさらに拡大するものとなるが、映画版『ブレイキング・バッド』はどのような位置づけとなるのか……。

映画版『ブレイキング・バッド(仮題:Greenbrier)』の発表時期は不明。2018年11月7日現在、本作が劇場公開されるのか、テレビ放送や配信での発表となるのかもわかっていない

Source: Deadline, VarietyAlbuquerque Journal

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。