ウィル・スミス主演『ブライト2』が製作中止 ─ ビンタ騒動後のキャンセル続く

Netflixは、2017年にリリースされたウィル・スミス主演の映画『ブライト』の続編『ブライト2(原題:Bright 2)』の製作を取りやめた。
米Bloombergは、スミスが司会進行役を務める予定の新ドキュメンタリー番組「Pole to Pole(原題)」の製作を、米ディズニー/ナショナルジオグラフィックが2022年後半に延期したと報道。これに合わせて、Bloomberg記者ルーカス・ショウ氏が自身のTwitterを更新。「ナショナルジオグラフィックは平手打ちを受け、ウィル・スミスが出演する大型番組の製作開始を遅らせているが、まだ番組は健在だ。Netflixも『ブライト』の続編を作る計画を断念したが、これは騒動とは関係ない」と伝えた。
同氏は、第94回アカデミー賞授賞式でのビンタ騒動とは無関係としているが、授賞式後にキャンセルや延期されたスミス関連のプロジェクトについても同じことが言われていた。
『ブライト2』は、2021年夏にNetflixが脚本を微調整中で、スミスとジョエル・エドガートンの復帰を期待していると報じられていた。当時は、第1作でメガホンを取ったデヴィッド・エアーも監督として続投する予定だったが、続編の開発が遅れ続けたことを理由に降板している。
Netflixがストップをかけたスミス関連の作品は『ブライト2』だけではない。2022年4月上旬、Netflixはスミスが主演するアクション・スリラー映画『Fast and Loose(原題)』を一時中断したと発表。監督を務める予定だったデヴィッド・リーチが、他のプロジェクトを手がけるために離脱したことが理由だとも報じられていたが、平手打ち騒動の影響も推察される。また、『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)に続く『バッドボーイズ4(仮題)』の製作も一時中断となる見込みだ。