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ブルース・リー伝記映画をアン・リーが監督、監督の息子メイソン・リーが主演へ

燃えよドラゴン
© Warner Bros. Entertainment Inc.

『ブロークバック・マウンテン』(2005)と『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)でアカデミー賞監督賞を受賞したアン・リーが、伝説の天才武道家ブルース・リーを描く新作映画でメガホンをとることが明らかとなった。ブルース役で主演するのは、監督の息子で俳優のメイソン・リーだ。

Deadlineによると、米ソニーの3000ピクチャーズ製作による本企画で脚本を手掛けるのは、『カポーティ』(2005)、『フォックスキャッチャー』(2014)などでペンを執ったダン・ファターマン。これまでに、『 ビリー・リンの永遠の一日』(2016)のジャン=クリストフ・カステッリをはじめとする4名の脚本家が改稿を重ねてきたストーリーを、ファターマンが仕上げることになる。

タイトル未定の本作で、ブルース・リーのどの時代に焦点が当てられるのかは不明だ。ブルース役を演じるメイソンは、『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011)、『LUCY/ルーシー』(2014)などのハリウッド映画にも出演しているが、主に父親であるアン監督の母国・台湾を拠点に活動。『目撃者 闇の中の瞳』(2017)、『一家の主』(2022)などに出演している。

メイソンはブルース・リーを演じるために、コロナ禍で3年間にわたりアジアで訓練を積んできたという。監督は、本プロジェクトに対する意気込みを以下のように語っている。

「ブルース・リーは完全なアメリカ人でも完全な中国人でもなく、中国のカンフーを紹介した東洋と西洋の架け橋、そして戦闘の科学者であり、マーシャルアーツとアクション映画に改革を起こしたアイコニックなパフォーマーでした。自分の居場所を見つけることを熱望し、135ポンド(約60キロ)の体格でとてつもないパワーを誇り、たゆまぬ努力で不可能な夢を実現した、この素晴らしくもユニークな人物の物語を伝えなければならないと感じています。」

『グリーン・デスティニー』(2000)リー監督と共にプロデューサーに名を連ねるのは、ブルースの娘で『アイ アム ブルース・リー』(2011)などで製作を務めたシャノン・リー、『ラスベガス』(2013)のローレンス・グレイ、『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』(2019)のベン・エヴァラードほか。

アン&メイソン・リー親子が監督&主演でタッグを組む、ブルース・リーを描く新作映画に期待したい。

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Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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