『トップガン マーヴェリック』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『F1/エフワン』続編が進行中「すべて作りたい」

大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『F1/エフワン』の続編がそれぞれ進行中だ。これら全てでプロデューサーを務める重鎮ジェリー・ブラッカイマーが米Variety主催イベントにて語っている。
ブラッカイマーは現在、約30もの企画を抱えており、冒頭の3作はその中での有力候補とされる。「『トップガン』の新作を開発中です。できれば『F1/エフワン』新作も作りたい。『パイレーツ』新作にも取り組んでいます。成功したいろいろな映画について取り組んでいて、できれば全て作りたいと思っています」とコメントした。
空前の大ヒットを放った『トップガン マーヴェリック』(2022)続編は現在、パラマウント・スカイダンス・コーポレーションの「最優先事項」として邁進中。前作監督のジョセフ・コシンスキー、脚本家のアーレン・クルーガーが企画開発を進行中。2025年6月の時点で、海軍や航空機開発会社ロッキード・マーティンの協力を得ながら、約1年間にわたる脚本作業が進められているという。現時点でプロットや出演者は不明だが、コシンスキー監督は「壮大かつ野心的なアイデア」だと語っていた。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』は長らく新作が待たれているディズニーの人気シリーズ。主演ジョニー・デップはスキャンダルによって一時ディズニーからの決別を受けたが、現在は復帰に向けての調整が進められているものと見られている。脚本の執筆が進行中だ。
『F1/エフワン』は2025年公開、最新ヒット作の一つ。ブラッド・ピットがF1レーサーを体当たりで演じた意欲作で、公開直後から続編構想が持ち上がっていた。主演のピットも「また運転したい」と意欲をのぞかせている。
「人が家から外に出て、観に行きたいと思わせる娯楽を作る、この業界にいる我々次第なのです」とブラッカイマーは矜持を語っている。「誰の家にもキッチンはありますよね?でも、ディナーではわざわざ外に出かける。美味しい食事を食べたいのだから、美味しい食事を提供しなくてはならない。優れた脚本家、優れた俳優、優れた監督たちが、観客が観に行きたくなる作品を届けるために、本当に大変な努力を重ねているのです」。
ここで挙げられた3作品は、今の時点でいずれも製作スケジュールや公開時期は明らかになっていない。果たして、どれが実現し、どのような順序で観られることになるのか。ブラッカイマーの願うように、劇場で体験できることを楽しみにしたい。
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Source:Variety