『ブレット・トレイン』レディー・ガガが出演できなかったやむを得ない事情、監督が明かす ─ 演じる予定だった役は?

主演のブラッド・ピットを筆頭にハリウッドのオールスターが集結した映画『ブレット・トレイン』では、ビッグネームがもう1人参加する予定だった。世界的アーティストのレディー・ガガだ。しかし、映画が封切りを迎えると、劇中でガガの姿は見られず。これにはやむを得ない事情があったという。
『ブレット・トレイン』は伊坂幸太郎の代表作の一つ『マリアビートル』を原作に、運に見放された殺し屋の男・レディバグ(ピット)が、任務のために乗り込んだ新幹線で数多の殺し屋たちと遭遇してしまうアクションコメディ。2020年11月、ガガは「小さな端役」で出演することが報じられていた。

デヴィッド・リーチ監督が映画公開後に米Entertainment Weeklyで明かしたところによると、ガガは確かにある時点まで出演が見込まれていたという。断念せざるを得なかった理由とは何だったのだろうか。
「最終的には、リドリーの映画を控えていた彼女のスケジュールでした。手短な話し合いを行なったのですが、そしたら彼女はリドリーのグッチ映画の準備があるので、難しいとなって。私たちのちょうど前に撮影を始めていて、時期が重なってしまったんです。」
リーチ監督が言及した“グッチ映画”とは、ガガが主演を務めたリドリー・スコット監督作『ハウス・オブ・グッチ』のこと。ガガは同作での役作りに1年半もの期間を費やし、撮影期間中もメソッド演技を用いながら役に憑依していたことを明かしていた。撮影が佳境に差しかかった時には、「精神的な困難」に苛まれることもあったという。

もしガガの出演が叶っていたとしたら、どの役だったのだろうか。これについて、リーチ監督は「ミステリーのままにしておきます」と黙秘を貫いている。一方、既報ではその役がサンドラ・ブロックが演じたレディバグへの“指示役”マリア・ビートルだと伝えられていた。
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Source:Entertainment Weekly,British Vogue