『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット「世界にはこれが必要だ」─ デヴィッド・リーチ監督との関係は運命、インタビュー映像が到着

伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をハリウッドで映画化した『ブレット・トレイン』が、2022年9月1日(木)に劇場公開となる。この度、運命のような出会いから始まったデヴィッド・リーチ監督と主演のブラッド・ピットの2ショットインタビュー映像が到着した。
『ファイト・クラブ』(1999)『トロイ』(2004)『Mr. & Mrs. スミス』(2005)と、数々の作品でブラッド・ ピットのスタントを務めていたというデヴィッド・リーチ監督。まず、ふたりの関係性について質問を受けた彼らは、「良い循環のような関係で……」とピットが言いかけると、「運命です」と素早くリーチ監督が反応した。「そう、運命」とピットも同意し、「彼の仕事ぶりを遠くから見ていたんですけど、クールでエネルギッシュな独自のスタイルを確立した、それがとても印象的でした」「でも今の関係性といえば、彼が監督ですからね。僕は仕える立場、つまり彼がボスですよ」と笑顔で答えている。
スタントマンのキャリアを経て、監督になったリーチ監督。その経緯について、スタントマンとして出演した映画『ファイト・クラブ』で主人公を演じたエドワード・ノートンとデヴィッド・フィンチャー監督の見事なコラボレーションを目の当たりにしたことが大きかったこと、加えて「ブラッドのスタントを世界各地で務めて、最高の役者のスタントはものすごく勉強になりました」と言う。「映画製作に携わる者として多くを学びました。それで火が付いて彼(ピット)には短編を撮るんだと報告していました」と明かし、そんな彼に対してブラッドは「頑張れよって感じでした(笑)。監督になりたいヤツが、また1人増えたと」と愛すべき茶々を入れた。
本作の脚本を手にしたのは「ロックダウンに入って、4〜5カ月ぐらい過ぎた頃だった」と言うブラッド。「みんな気がめいってきて世界中がうつ状態のようでした。そして本作の脚本を読んだんです。この友人とは、つながっていましたからね。脚本を読んで、大声で笑ってしまいましたよ」。そして「バッド・バニーのシーンまで読んでこう言ったんです。“世界にはこれが必要だ”と」「そこからは話がとんとん拍子に進みましたね」と参加したきっかけを明かている。
ほか、列車の車窓から見えるユニークな日本のイメージを実現するためにとった撮影手法や、登場人物たちそれぞれの「運命の旅として」表現するために撮ったフラッシュバックについてなど、想いを語る盛りだくさんのインタビュー映像となっている。

映画『ブレット・トレイン』は、2022年9月1日(木)全国の映画館で公開。
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