オースティン・バトラー、トム・ハンクスから『エルヴィス』出演後のメンタルを心配されていた

『エルヴィス』(2022)でエルヴィス・プレスリー役を熱演し、アカデミー主演男優賞にもノミネートされたオースティン・バトラー。次回作「Masters of the Air(原題)」への出演は、『エルヴィス』共演者であるトム・ハンクスからの助言が決め手だったようだ。英Timesのインタビューで明かしている。
「Masters of the Air」は、スティーブン・スピルバーグ&トム・ハンクスが製作総指揮を務める、第2次世界大戦が題材のリミテッドシリーズ。「バンド・オブ・ブラザース」(2001)「ザ・パシフィック」(2010)に続く、戦争シリーズ第3弾となる。
バトラーによると、ハンクスはエルヴィス役に没頭しすぎたバトラーのメンタルを心配し、こんな助言を与えたという。
「 君は『エルヴィス』に深く没頭していたから、精神衛生上、すぐに他の作品に出た方が賢明だ。いきなり列車から飛び降りたら、感情が不安定(emotional whiplash)になるかもしれない。」

ハンクスは「いまプロデュースしている作品があるんだ」と続け、バトラーに「Masters of the Air」の出演をオファーしたようだ。
エルヴィスを演じた当時について、「可能性のギリギリまで踏み込むことを強いられた」と振り返ったバトラー。「あんな経験は二度とできないだろうけど」とした上で、「本当に(役を)掘り下げる必要があるなら、それは自分が生きていることを実感させてくれる」と語った。
ちなみに、バトラーは『エルヴィス』での役作りに3年を費やしており、その一環として南部のアクセントを身につけたり、溶かしたハーゲンダッツのアイスクリームを飲んで増量したことを明かしている。また役作りに打ち込んだ反動で、撮影終了の翌日ウイルスに感染し、入院することになったという。「耐え難い痛みで朝の4時に目が覚めて、急いで病院に運ばれました。『エルヴィス』の撮影を撮り終えた翌日から、僕の身体はシャットダウンし始めたんです」と英GQのインタビューで語っている。
なおバトラーは「Masters of the Air(原題)」のほか、映画『デューン 砂の惑星 PART2』の公開も控えている。
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訂正:記事初出時、アカデミー賞の記載について誤記がありました。お詫びして訂正いたします。