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【ネタバレ】『キャプテン・アメリカ:BNW』海外ファンの反応まとめ ─ 良かったところと批判ポイント

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
© 2024 MARVEL.

この記事には、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のネタバレが含まれています。

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
(C) 2025 MARVEL.

ハリソン・フォードの名演技

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
(C) 2024 MARVEL.

名優ハリソン・フォードは、亡くなったウィリアム・ハートの後任としてサディアス・ロス役を熱演。米大統領となったロスは、本作で意外な人間ドラマを展開する。フォードの熟練の演技力が、この映画を下支えした。

「ウィリアム・ハートを貶すわけではないが、この物語はハリソン・フォード以外では誰も成し遂げられなかったと思う。彼は、これまでの登場でほとんど好感を持てなかったようなキャラクターに、かなりの脆弱さを加えて演じ上げた。」

「彼が手抜きをするんじゃないかと心配していたが、フォードは最高の演技を見せてくれた。」

「彼が娘のことを話しているところで本当に涙が出てきたよ。」

レッドハルクを隠すべきだったか

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
© 2024 MARVEL.

劇中ではロス米大統領がレッドハルクに変身し、キャプテン・アメリカとの破壊的な対決を繰り広げる。レッドハルクの存在は事前の宣伝で大々的に告知されていたものだが、これはサプライズにすべきだったのではないかと指摘する声も多い。

「レッドハルクの破壊力とパワフルさが最高だった。”スマートハルク”(=ブルース・バナー)はこの6年間、良いアクションシーンに恵まれていない。彼にアクションシーンは実質ほぼなく、ビジュアル的に印象がなかった。レッドハルクがホワイトハウスやモニュメントをブチ壊すのを見て、ハルク級のキャラクターがいかに強力であるかを思い知った。」

「予告編でレッドハルクをネタバレすべきではなかったと思う。」

「そうなんだよ。ネタバレしていなければ、かなりのサプライズになるはずだった。」

「この映画は明らかに『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のような政治スリラーの雰囲気を持つはずだったが、その全てが予告編や宣伝でネタバレされていたので、観客はミステリーにハラハラできず、ロスがレッドハルクに変身するのをただ待っているだけになった。」

「もし『ウィンター・ソルジャー』の宣伝で、“S.H.I.E.L.D. = ヒドラ”が前面に押し出されていたらどうだったろうか?レッドハルクがまさにそれだった……。」

「問題は『ウィンター・ソルジャー』は『アベンジャーズ』1作目が記録的に大ヒットした直後だったから、みんな説得されずとも観に行ったこと。今のマーベルは、MCUだからという理由だけで観客が来てくれることに期待できない。だからレッドハルクでプロモーションしなくてはいけなかった。劇中で何が起こっているのかがゆっくり明らかになる映画の方が間違いなくクールだったはずだから、残念だ。」

「予告編でレッドハルクを見せていた理由は理解できるが、同じ気持ち。でも、代わりとして何に焦点を当てられたかと言われるとわからない。アダマンチウムかな。展開としては少しガッカリだったけど、レッドハルクのサプライズとのトレードオフとしては妥当だろう。」

「リーダー(=サミュエル・スターンズ)にもっと肉付けをして、彼にもっと多くの出来事を演出させて、単なるマインドコントロール役ではなく、真の首謀者として確立できれば、そこに焦点を当てられたんじゃないかな。個人的には彼にもっとやれることがあったんじゃないかと思うけど、全体的には満足している。」

「宣伝でネタバレされていたにも関わらず、レッドハルク変身に至るまではすごく緊張感があってよく出来ていた。最後の戦いはすごくユニークで、コレオグラフも良かった。みんなサムがどうやってハルクに勝てるのかと疑問視していたと思うが、彼が頭脳やテクノロジー、そして飛行能力を駆使して、ずっとレッドハルクの上を(文字通り)行っていたのが良かった。MCUに限らずアクション映画全般でこれまで何度も繰り返されてきた古典的な肉弾戦から逸脱し、サムをとてもよく際立たせていた。」

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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