シュワルツネッガーやディズニーCEOボブ・アイガーら、カリフォルニア州新型コロナ対策のタスクフォースに結集

アーノルド・シュワルツェネッガーや米ウォルト・ディズニー・カンパニー会長のロバート(ボブ)・アイガーが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた経済の回復を目指すタスクフォース(特別委員会)に招集され、議会の一員に加わったことが分かった。
このタスクフォースは、カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサムの呼びかけのもと、あらゆる分野から80名のリーダーが集まったもの。アイガーのほか、米Apple社CEOティム・クックといったビジネス界の大物も集結した。ほか、シュワルツネッガーら歴代のカリフォルニア州知事、ソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー、トライブの長たち、ヘルスケア専門家、小規模ビジネスのオーナーらが結集している。
タスクフォースの目的は、「COVID-19(新型コロナウイルス)による不況から、出来る限り速やかに、安全に、および実現可能な形でカリフォルニア州を回復させる戦略を組み立てる」こと。ニューサム州知事は、タスクフォースをエンターテインメント、ホスピタリティ、小売業や製造業といったカテゴリーに分類。短期間および長期間の経済再生に向け、「実行可能」かつ「意味ある」プランを求めた。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、カリフォルニア州ではそれまで堅調に抑えられていた失業率が史上最悪レベルの数値に上昇しつつある。州知事は「これがずっと続くとは決して思わない。カリフォルニア流の能力を強く信じている。このパンデミックを耐え忍ぶだけでなく、その先2年、3年を見据える」とコメントしている。
タスクフォースの会議はリモートで行われ、音声接続の問題にも悩まされたという。その中で米ディズニーCEOのロバート・アイガーは、テーマパークの閉鎖や、劇場閉鎖によるボックスオフィス(興行収入成績)史上最悪記録の実情、およびスポーツやライブ・イベント中止による実態を報告した。アイガーは、自社において「従業員を仕事に復帰させること」および「ゲストや顧客に最高の経験を提供すること」を念頭に動いていると語っている。