ジェームズ・キャメロン、アニメ「ターミネーター 0」への期待を語る「面白そう」「サラ・コナー・クロニクルズ的な関係」

『ターミネーター』シリーズ初となるアニメ「ターミネーター 0」がNetflixで2024年8月29日より配信開始となる。自我が覚醒した人工知能スカイネットが人類に核戦争を仕掛けた“審判の日(ジャッジメント・デイ)=8月29日”が訪れる1997年を舞台に贈るSFアクション。ディレクターは日本から、工藤昌史(「BLEACH」シリーズ、「ハヤテのごとく!」シリーズ)、アニメーション制作をProduction I.G(「怪獣8号」「ハイキュー‼」シリーズ)が務める、日米協力型の最新作だ。

『ターミネーター』シリーズ生みの親であるジェームズ・キャメロンはこの製作に直接関わっていないが、楽しみに見守っているようだ。米The Hollywood Repoterで、本作について「面白そうですよね」と期待と語った。
「このアニメと私との関係性は、『サラ・コナー クロニクルズ』のそれに似ています。私の創り上げた世界観の中で、別の人が物語を回してくれるのは面白いです。彼らは何を持ち出すのか?彼らが興味をそそられたのはなんだったのか?それをどうするのか?とね。」
言及された「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」は、2000年代に全2シーズンが製作されたスピンオフドラマ。別の時間軸におけるサラ・コナーを描いた作品で、こちらの製作にもキャメロンは関わっていない。
キャメロンは「ターミネーター 0」について「どうやら、審判の日の根本である核戦争や、それが究極のタイムラインであるかどうかに立ち返るようですね」と続け、「どんなものが発案されたのか、興味がそそられます」「好奇心はあります。燃えるような好奇心というわけではないが、もちろん成功して欲しいですよ」と楽しみにしていることを話している。
実はキャメロン、かねてより『ターミネーター』の新作を準備していることを明かしている。この度も「私は私で、自分のターミネーター新作に取り掛かっています」と発言し、新作は「ターミネーター 0」とは関連性を持たないと明言。「つまり、『サラ・コナー クロニクルズ』のようなもので、私が完全に独自に遊んでいた物事に時折触れられるという感じです」。
自身の新作については2023年5月頃までにキャメロンが脚本を描き始めており、AIの脅威が描かれることが示唆されている。その新情報について尋ねられたキャメロンは「完全に機密事項」と口を閉ざし、「もし話してしまったら、危険なロボット・エージェントを派遣しなくちゃいけなくなるから、それは避けたい」とユーモアを込めた。
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Source:The Hollywood Repoter