【ネタバレ】『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』ラスト&おまけシーン解説 ─ 新アベンジャーズに繋がる?今後のマーベルへの重要伏線

この記事には、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の重大なネタバレが含まれています。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』ラストシーン解説
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で新たなキャプテン・アメリカとして盾を受け継ぐ決意を固めたサム・ウィルソン。しかし、『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』では、その決意が再び揺らぐこととなる。セレスティアル島での戦闘中、2代目ファルコンであるホアキン・トレスが重傷を負ってしまったのだ。

自分の力が及ばなかったことを悔やみながら、集中治療室で眠るホアキンを見守るほかできないサム。そんな彼の元に、盟友バッキー・バーンズが現れて励ます。「スティーブの人選ミスだ」と、サムは迷いを口にする(バッキーは未来の下院議員として政界進出しており、これから“くだらん資金集めのパーティー”に出席するという。バッキー・バーンズは『サンダーボルツ*』で帰ってくる)。
一方、米大統領サディアス・ロスに水面下で圧力をかけていた黒幕、サミュエル・スターンズが自ら降伏。ホワイトハウス前で行われたロスのスピーチ中、スターンズは自身との通話音声を流し、ロスの不正を暴露する。ロスは長年、スターンズに心臓病の治療薬を開発させていたが、その薬には血液中にガンマ線を蓄積させる副作用が仕込まれていた。スターンズの策略により、極度のストレスを受けたロスはついにレッドハルクへと変貌。ホワイトハウスを破壊しながら、キャプテン・アメリカとの壮絶な戦いを繰り広げる。

サミュエルは怒れるレッドハルクの内にいるロスの良心に訴えかけ、ベティのために自分が変わったことを示すべきだと説く。レッドハルクは、かつて愛娘と見た桜の花びらを目にして理性を取り戻し、元の姿へと戻る。彼は大統領職を解任され、海上要塞ラフト刑務所へと投獄される。
不当に収監されていたイザイア・ブラッドリーは疑いを説かれて釈放される。サムはラフトのロスを訪問。有罪となったロスだが、“尾崎=ロス協定”によるアダマンチウム共同利用の合意には貢献した。サムは「互いの良いところを見なければ負けも同然だ」と歩み寄るばかりか、ロスが何よりも求めた娘ベティとの再会も叶えてみせる。
その後、サムは療養中のホアキンの見舞いに訪れ、キャプテン・アメリカとしての重責に苦しんでいること、努力が足りているのかと不安になるとの胸の内を明かす。そんなサムはホアキンは、何があっても諦めずに戦うファルコンに憧れていたと打ち明ける。これまで、スティーブ・ロジャースを模範として奮闘していたサムは、気付けば自分自身が誰かのロールモデルになっていたことに気付かされる。身近な友から新たな決意をもらったサムは、ようやく技のコツを伝授してやると、「次までにスーツを用意をしておけ。アベンジャーズが必要だ」と伝える。
これは、サムのお下がりスーツを着ていたホアキン・トレスが新スーツとともにアベンジャーズに加入する未来を予告するセリフだ。演じるダニー・ラミレスも2026年の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』へ「ケヴィンからの着信を待っている」と参戦意欲を燃やしている。