Menu
(0)

Search

ディズニーがキャプテン・アメリカのVRアトラクションを企画中?謎の特許資料が公開される

ウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に続き、今度はキャプテン・アメリカのアトラクション化を企画しているようだ。最新の特許資料を公開するウェブサイト「FRESHPatents」に、ディズニー・エンタープライズが作成した“星が描かれた円形の物体を投げることで動作するVR(バーチャル・リアリティ)システム”の資料が公開されている。

今回公開された資料によると、この「星が描かれた円形の物体」もといキャプテン・アメリカのシールドを投げるVRシステムは、使用者が手元にあるシールドの実物を投げてみると、実際にはシールドがレールの上を滑っていき、目の前には遠くまでシールドが飛んでいく映像が映し出されるというものだ。つまり実物のシールドに仕掛けられたセンサーが位置や方向を検知して、映像と音をリアルタイムで示してくれるのである。実現した暁には、来場者がキャプテン・アメリカのシールドをぶん投げて敵を倒したり、シールドで防御したりするアトラクションになるようだ。

もちろんコミックや映画で描かれているように、キャプテン・アメリカのシールドは投げると再び手元まで戻ってくる。資料にはそのイメージまできちんと図説されているので、百聞は一見にしかず、実際のイラストをご覧いただきたい。

http://images1.freshpatents.com/imageviewer/20170168556-p20170168556
http://images1.freshpatents.com/imageviewer/20170168556-p20170168556

また資料によると、この機器は「1つ以上のストーリー・デバイスを含む没入型の物語環境の一部」だという。すなわち、キャプテン・アメリカ単独のアトラクションかどうかは定かではないものの、こうした機器をいくつか備えたアトラクションの中に「シールドVRシステム」は設置されるというわけだ。

この特許資料を報じている情報サイト「デジタルトレンズ」は、この装置が東京ディズニーシーにもある「トイ・ストーリー・マニア!」のダーツやリングによく似ていると指摘している。すでに体験したことのある人なら、同アトラクションのキャプテン・アメリカ版、もしくはマーベル版を想像してもいいかもしれない。

すでにウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツは、マーベル作品のアトラクション化に次々と着手している。2017年5月には米ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!』がオープン、参加型ステージイベント『アベンジャーズ・トレーニング・イニシアティブ』もスタートした。さらに「マーベル・テーマパーク・ユニバース」計画も示唆されているなど、今後の展開に注目が集まっていたところだ。

残念ながら、この「シールドVRシステム」を搭載したアトラクションがどんなもので、いつ、どこのディズニー・パークに誕生するのかは不明だ。なお今回公開された資料は「FRESHPatents」で全文を読むことができるので、英語と専門の知識に堪能な方はぜひお目通しいただきたい。

Sources: https://www.digitaltrends.com/cool-tech/disney-guests-throw-captain-america-shield/
http://www.freshpatents.com/-dt20170615ptan20170168556.php
https://disneyland.disney.go.com/entertainment/disney-california-adventure/avengers-training/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Captain-America-Super-Soldier-輸入版/dp/B004RIACMW/

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly