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世界初のAI生成ドラマ「キャッスル・ウォールズ」予告編が公開 ─ トルコ発「人間の想像力とAIの革新を融合」

https://www.youtube.com/watch?v=PzazjzElG0E

トルコ発、世界初のAI生成によるドラマシリーズ「キャッスル・ウォールズ(英題)」の予告編が公開された。2025年内にトルコの国営テレビ局で放送されるほか、まだ発表されていない“グローバル・ストリーマー”で世界配信される計画だという。

本作は、ゲーム「アサシン クリード ミラージュ」にも登場するイランのアラムート城を舞台とした歴史劇で、1話15分の全3話構成。トルコの製作会社Ay Yapimの新部門として、「人間の想像力とAIの革新を融合し、次世代のストーリーテリングを創造する」ために設立されたAI Yapimが製作した。

脚本はトルコのテレビプロデューサーであるケレム・デレン&チシル・ハザル・テニム。制作には約1年間が費やされており、ChatGPTをはじめ、画像生成ツールMidjourney、映像生成ツールRunway、Googleによる画像生成ツールNano Banana、音声生成ツールElevenLabsなど多数のツールが使用されたほか、独自に構築されたAIストーリーボード・ツールも導入されているという。

Ay Yapimのケレム・チャタイCEOは、本作について「AI技術を古典作品に取り入れることで、偉大な物語に共感をもたらす人間の精神を軸としながら、かつて想像しなかったほど大きな視野、大きなスケールの作品を実現できた」と豪語する。「AIをクリエイティブパートナーとして、私たちは視覚的なスペクタクルと驚きに満ちた、エンターテイメント性の高いプロジェクトを目指していきます」。

ドラマ「キャッスル・ウォールズ(英題)」は2025年内の配信予定。世界配信の詳細は現時点で発表されていない。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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