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『ホーム・アローン』お母さん役キャサリン・オハラの現在 ─ 『ビートル・ジュース2』や『アーガイル』でも大活躍

ホーム・アローン』シリーズは、コメディ映画、ファミリームービーとしてもさることながら、俳優たちの名演技が光る、上質なクリスマスムービーだ。ケビンの母ケイトを演じたキャサリン・オハラは本シリーズ以降も、数々の作品で存在感を発揮している。コメディから声優業まで幅広く活躍を続けるキャサリンの近況に迫ってみよう。

カナダ出身のキャサリンは地元トロントのコメディ劇団から演技のキャリアをスタート。『ビートルジュース』(1988)でウィノナ・ライダー演じるリディアの母デリアを演じ、ハリウッドにて大きく知名度を上げた。35年ぶりとなる続編『ビートルジュース2(原題)』にも続いて出演しており、撮影が終了した旨を監督であるティム・バートンが報告している。

『ホーム・アローン』シリーズにて世界的女優へとステップアップした後、プライベートでは『ビートルジュース』のプロダクションデザイナーを務めたボー・ウェルシュと結婚し、2人の息子をもうけている。ドキュメンタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』(2002)では仕事と家庭の両立に煩悶する監督のロザンナ・アークエットに、先輩女優としてアドバイスをかけながらも、自らの葛藤も吐露し、等身大の姿を印象付けた。

2000年代以降はコンスタントにコメディ映画に出演するほか、声優業も多く、ディズニー制作『チキン・リトル』(2005)やスタジオジブリ制作の『思い出のマーニー』(2014)にて声の出演を果たし、ディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』では主人公の1人であるウェイドの母親ブルックのアフレコを務めた。

コメディ俳優としての手腕は、多様なジャンルの作品で確認することができる。Netflix映画『ペイン・ハスラーズ』(2023)では、製薬スタートアップ企業で危険な陰謀に巻き込まれていくシングルマザーのライザ(エミリー・ブラント)の母ジャッキー役を好演。マシュー・ヴォーン監督作『ARGYLLE/アーガイル』(2024年3月日本公開)では小説家エリー(ブライス・ダラス・ハワード)の母親役を演じる。予告編映像ではワンシーンだが、貫禄と安定感に溢れるキャサリンの姿も確認できる。

つい先日は、ウォーク・オブ・フェイムに星を獲得、ハリウッドの殿堂入りしたマコーレー・カルキンを祝うべくセレモニーに駆けつけたキャサリン。長いハグも軽妙なやり取りもまさにケビンとママそのもの。スピーチでは「『ホーム・アローン』が世界的なセンセーションとなったのは、ひとえにケビン・マカリスターを演じたマコーレー・カルキンのおかげです」とマコーレーの功績を讃え、会場を温かいムードに包んでいる。

Source:YouTube

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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