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ヘンリー・カヴィルも映画のセックスシーンは好きじゃない ─ 「有益な場合もあるけど、最近は多用されすぎる」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

映画やドラマのセックスシーンに気まずくなるのは、どうやら観客だけではないようだ。ヘンリー・カヴィルは俳優の立場からも、映画におけるセックスシーンをあまり好んでいないそう。最新作『ARGYLLE/アーガイル』のマシュー・ヴォーン監督と、ポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて持論を述べている。

ARGYLLE/アーガイル』で、カヴィルは監督のヴォーンと良好な関係を築けた様子。ヴォーンは俳優と互いに信頼やリスペクトの念を持つことや、現場で安心して過ごせる重要性を説いた上で、「私はセックスシーンに関しては頭が回らないんです」と語っている。これにカヴィルが「私もあまり好きではないですね」と重ねた。

セックスシーンが映画において有益な場合もあると思います。ただし、最近は多用されすぎることもたびたびありますね。“本当に必要なのかな? ただ服を脱いでるだけじゃないか?”という感覚に陥ったり、より居心地よくありたいと思ったりしたら、それはもう演技ではないと思うんです。映画を最後まで進めるものにはなっていないですよね。」

カリフォルニア大学ロサンゼルス校がアメリカのZ世代を対象に行った調査でも、半数近くが「メディアにおけるロマンスシーンは使い古されている」(44.3%)「たいていのTV番組や映画のプロットにセックスは必要ない」(47.5%)という結果が出ている。観客が抱いている違和感や疑問は、カヴィルやヴォーンら作り手の側にも通じるところがあるようだ。

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カヴィルは「セックスシーンが映画において素晴らしいものになることはありますし、ストーリーテリングを大いに手助けしてくれることもあります。でも、大抵は人間の想像力に負けてしまう」と語った。「もしもテレビ番組や映画が挑発的な体で埋め尽くされて、“これ何やってるの?”みたいな感じになり、“裸になっている、素晴らしい”という考えからかけ離れてしまったら、それは不十分だと思う」。セックスシーンを演じるのもあまり好きではないという。

映画『ARGYLLE/アーガイル』は2024年3月1日(金)全国公開。

Source: Happy Sad Confused

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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