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『ハリー・ポッター』セドリックの杖の構え方、『ダイ・ハード』に影響されていた ─ ロバート・パティンソンが語る裏話

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
© Warner Bros.|写真:ゼータイメージ

映画『ハリー・ポッター』シリーズに登場したとある人物は、魔法の杖を人に向ける時に変わった構え方をしていた。第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)のセドリック・ディゴリーだ。この杖の構え方については、セドリックを演じたロバート・パティンソンなりの工夫があったようで、公開から17年が経過した今、米GQとの取材でパティンソン本人が振り返っている。

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、恒例行事のクィディッチに代わり、三大魔法学校対抗試合が開催された。ホグワーツからはハリーとセドリックが代表選手として選出され、計4人が優勝トロフィーを競った。

セドリックの妙な杖の構え方が登場するのは、本編のラストシーン。迷路の奥深くに置かれたトロフィーをフェアに同時に取ったハリーとセドリックだったが、実はトロフィーには移動(ポート)キーが仕掛けられており、2人はリドル家の墓にテレポートしてしまうのだった。目の前に現れたワームテールことピーター・ペティグリューに対し、セドリックは杖を拳銃のように構える。実はこの構え、パティンソン自身も拳銃のことを意識していたらしく、撮影当時を以下のように振り返っている。

杖を魔法の杖のように握るなんて間抜けだと思ったんです。僕は、2つの手で銃のように握ったんです。まるで自分が『ダイ・ハード』に出ているような気持ちになって(笑)。片眼を閉じて、照準器があるかのように覗きまでしたと思います。

『ダイ・ハード』といえば、ブルース・ウィリス主演の爆発アクション。『炎のゴブレット』撮影当時には、第3作『ダイ・ハード3』までが公開されていたが、当時ティーンエージャーだったパティンソンも、ウィリス演じるジョン・マクレーン刑事に夢中だったのだろうか。

ちなみにセドリックはワームテールと対峙してすぐ、闇の魔術アバダ・ケダブラで殺されてしまう。“世界一ついてない男”で知られるマクレーン刑事よりも、彼はついていなかった。演じたパティンソンはというと、「『ハリー・ポッター』で稼いだお金の施しで、しばらく生活させてもらっていましたけどね」と今回も楽しそうに振り返っている。

記事内容に誤りがございました。お詫びして訂正致します。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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