アカデミー賞スタント部門設立に向け前進、『ジョン・ウィック』チャド・スタエルスキ監督が旗振り

ここ近年、アカデミー賞では作品賞部門の候補が5作品から10作品に数が増えるなどの変化が起きているが、近いうちにスタント部門が誕生する可能性があるようだ。
大人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズで監督を務め、以前はスタントマンとして活躍していたチャド・スタエルスキが米ComicBookMovie.comのインタビューで明らかにした。いまだにアカデミー賞でスタント部門が実現していない現状について訊かれた監督が、「映画芸術科学アカデミーとスタント界の有志が、きちんと腰を落ち着けて話合ったことがなかった点が問題」だったと指摘した。
そんな状況を打破すべく、ここ2~3ヶ月でスタエルスキはアカデミーのメンバーと実際に会って、話し合いを重ねてきたと明かしている。「正直なところ、話し合いは非常に前向きで、信じられないほど勉強になることばかりでした。初めて実現に向けて前進したと思います。早ければ次のアカデミー賞、遅くともその次、3~4年後には実現できるのではないでしょうか」。
「多くのことが動いていると思います」とも述べた監督だが、決めなければならない要素が数多くあることも示唆。部門は最優秀スタント賞になるのか、賞を贈られるのはスタント・コーディーネーターなのか、それともスタント・コレオグラファー、スタントダブル、もしくはマーシャルアーツのコレオグラファーなのか。監督は『ジョン・ウィック』シリーズを例に挙げ、1作につき最低でも7人のスタントコーディネーターと3人の格闘コレオグラファーが参加しており、全員に賞が与えられるべきなのかといったことも考えなければならないと説明した。
アカデミー賞にスタント部門が設立されるまでにもう少し時間がかかりそうだが、その暁には、ハイオクタンアクションが炸裂するスタエルスキ監督の映画で活躍するスタントマンは、賞の常連となりそうだ。
なお、スタエルスキが監督で続投する『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は、2023年9月22日に日本公開。
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