チャドウィック・ボーズマンの名を冠した奨学基金、母校が設立を発表

2020年8月28日に逝去した俳優のチャドウィック・ボーズマンを讃えるべく、チャドウィックの母校T.L. Hanna High Schoolが、彼の名を冠した奨学基金の設立を発表した。
T.L. Hanna High Schoolは、チャドウィックの故郷である米サウスカロライナ州アンダーソン市近郊にある高校。このたび米CNNの取材に応じた同校の校長ウォルター・メイフィールド氏は、「Chadwick Boseman Memorial Scholarship」という名の奨学基金を立ち上げる意向を話した。年に一度、1人の生徒に対して奨学金が与えられることになるという。
この度の発表に際して、メイフィールド氏は「卒業する最上級生のために、この基金を設立する上でチャドウィックのご家族と協力していきたいと考えています」とコメント。同校のウェブサイトでは、既に同基金のページが新設されており、同サイト上で寄付を行うことができる。授与形式など、詳細はこれから検討されることになるとのことだ。
マーベル映画『ブラックパンサー』(2018)などで知られるチャドウィック・ボーズマンは大腸がんのため43歳の若さで逝去。2016年に大腸がんのステージ3との診断を受け、その後、4年間にわたり闘病生活を送ってきたという。アンダーソン市では、同基金のほかに彼の彫像を建てる取り組みが進められている。
Source: CNN