『スター・ウォーズ』ヘイデン・クリステンセン、クローン戦争期のアナキンに憧れていた ─ 「ジョージ・ルーカスに教わって」

ドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」でアナキン・スカイウォーカー役を再演したヘイデン・クリステンセンが、アソーカ役で共演したロザリオ・ドーソンと共に米ロサンゼルスでエミー賞関連のイベントに登壇。アナキン役への愛情を語った。米The Hollywood Reporterが伝えている。
アナキンといえば、かつては若く有望なジェダイの騎士として活躍するも、暗黒面に唆されてダークサイドに転落してしまった人物だ。アニメ「クローン・ウォーズ」ではパダワン(弟子)アソーカ・タノとの出会いと絆、そして悲劇的な別れが描かれ、アソーカはかつての師への複雑な思いを引きずっていた。
ドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」の内容に触れています。
ドラマ「アソーカ」では、“はざまの世界”で目覚めたアソーカがアナキンと再開する。この空間はアニメ「反乱者たち」に登場した、フォースに満ちた神秘的な領域で、時空を超えて過去・現在・未来の全ての場所とポータルで繋がっている。実写で描かれるのは「アソーカ」が初となったが、クリステンセンはもとより“はざまの世界”のことを知っていたのだそうだ。

クリステンセンは、最近続いたアナキン再演にあたって「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」を視聴してたことを過去に明かしている。その上で、「アソーカ」ではこれまでと違うアナキンを演じられることをとても喜んでいたそうだ。
「まず最初に、このキャラクターでできることについて、多くの面で創造的な可能性があるので、とてもワクワクしました。アナキンは波瀾万丈の人生で、プリクエルでは非常に感情的なキャラクターでした。でも今回は“あの世”版なので、あらゆることを知覚しつつ、それらのものに感情的になっていない。だから、キャラクターを少し違った角度から見せることができました。」

「アソーカ」の第5話でアナキンはアソーカに“最後の訓練”として戦いを挑んだり、クローン戦争の最中にアソーカを誘ったりした。劇中では、戦時中のアナキンの容姿が実写で再現もされている。

クローン戦争時代のアナキンを掘り下げられたことも嬉しかったと、クリステンセンは述懐したようだ。かねてより、クローン戦争に思いを馳せることがあったのだという。
「『シスの復讐』を準備している時、ジョージ・ルーカスからクローン・ウォーズのことを教わって、バックストーリーを補っていました。アナキンがクローン戦争をどう戦ったかや、彼は偉大な戦士で、勲章を受けた将軍であることとか。“カッコいいな。実際の姿を見られたらいいな”と考えていたことを覚えています。」

クローン戦争中のアナキンを演じることができて「本当に光栄でした」と語るクリステンセン。今も変わらず『スター・ウォーズ』の世界やファンを大切に思っていることがわかる語りだ。
ドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」はディズニープラスで独占配信中。
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Source:The Hollywood Reporter