ジョニー・デップ主演、ノトーリアス・B.I.G.暗殺事件に迫る『City of Lies』米ティザー映像 ─ フォレスト・ウィテカー共演

ジョニー・デップ主演、2Pacとノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件捜査を描く映画『City of Lies（原題）』ティザー予告編映像が米公開となった。

“ヒップホップ東西抗争”が引き金となり、1996-97年に発生した2Pacとノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件。未だ未解決となっているこのヒップホップ史上最悪の事件に、ジョニー・デップ演じるロサンゼルス市警刑事ラッセル・プールが挑む。共演は『ブラックパンサー』（2018）フォレスト・ウィテカーで、事件の真相解明に全キャリアを捧げる熱血ジャーナリスのジャック・ジャクソンを演じる。なお、デップ演じるラッセル・プールは2015年8月に心臓発作で他界している。

ティザー映像では、謎に包まれた暗殺の瞬間の再現や、ビギーの母が息子の死を嘆く実際の映像が挿入され、2Pacやビギーの生前の映像のカットインと共に、デップ演じる刑事が迷宮入りの事件に挑む姿が描かれている。

監督はブラッド・ファーマン。これまでに『リンカーン弁護士』（2011）『ランナーランナー』（2013）『潜入者』（2016）といったクライムスリラー／サスペンス映画を手掛け、またジャスティン・ビーバーの「What Do You Mean?」やゼンデイヤの「Neverland」といったミュージックビデオも監督している。

ノトーリアス・B.I.G.は3月9日が命日。生きていれば、2022年で50歳を迎えるはずだった。最近ではノトーリアスの生い立ちからキャリアの発展を丁寧に描くNetflixドキュメンタリー作品『ノトーリアス・B.I.G. －伝えたいこと－』が配信になったばかりだ。

また本作とよく似た切り口の作品として、同じように2人の暗殺事件を捜査するドラマ「Unsolved: 未解決ファイルを開いて」がNetflixで配信されている。

ノトーリアス・B.I.G.や2Pac、90年代のヒップホップ、同時代の東西抗争に関心のあるファンはもちろんのこと、クライムスリラーのファンも注目しておいたほうが良さそうだ。アメリカで2021年3月19日より一部劇場公開、4月9日よりデジタル配信。当初は2018年9月に米公開の予定だったが、デップ自身の法的問題などで延期されていたようだ。