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『キャプテン・マーベル』は「ニック・フューリーのオリジン・ストーリー」 ─ 主演ブリー・ラーソンが語る

©THE RIVER

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アントマン・ワスプ』(2018)に続いてマーベル・スタジオが放つのは“アベンジャーズ誕生以前の物語”だ。映画『キャプテン・マーベル』は1995年を舞台に、まだスーパーヒーローが登場していない頃の世界が描かれる。

この作品で現代と1995年を繋ぐのが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のキーパーソンであるニック・フューリーだ。『アイアンマン』(2008)以来のMCUを引っ張ってきた“最大の裏方”の若き日を演じるのは、おなじみサミュエル・L・ジャクソン。CGによる“若返り”で1990年代当時のルックスが再現された。

2018年12月8日(現地時間)、ブラジル・サンパウロで開催された「Comic Con Experience」に登壇したキャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンは、そんなニック・フューリーとの顔合わせについて語っている。

(『キャプテン・マーベル』は)ニック・フューリーのオリジン・ストーリーでもあります。彼は眼帯をしていませんよね。すごく面白い要素だと思いませんか? 二人はバディ(仲間、相棒)になるので、その関係や、フューリーがはしゃいでる一面を見てもらえると思います。あらゆることが起こる以前の物語なんですよ。
でも、サム(サミュエル)はこの役柄をずっと演じてきた後でここに戻ってきて、最初の土台を作っている。そんな中で共演できるのって本当にうれしいですよ、歴史の一部になったんだって感じます。」

思えばニック・フューリーとは、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいては未だ謎の多いキャラクターだ。過去に何があったのか、なぜ片目を失ったのか、物静かだが情熱を秘めたパーソナリティはいかにして形成されたのか。「ニック・フューリーのオリジン・ストーリーでもある」という『キャプテン・マーベル』では、そうした経緯が明かされることも大きな見どころとなりそうだ。

ちなみにマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、以前キャプテン・マーベルを「ニック・フューリーが初めて出会うヒーロー」だと紹介していた。本作では、“まだ何も知らない”若いニックがそなえている、新たな側面が見られるにちがいない。そういえば米国版予告編の第2弾には、すでにフューリーのコミカルな一面が映し出されていたではないか……。

ちなみに、ブリーとサミュエルは『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)で共演済み。『キャプテン・マーベル』では、同作とはまるで違った演技のコラボレーションにも期待できそうだ。

映画『キャプテン・マーベル』は2018年3月15日(金)全国ロードショー

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。