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ブリー・ラーソン、『キャプテン・マーベル』続編の製作時期を知らない ─ キャリアの転換期、休みながら企画準備中

Brie_Larson ブリー・ラーソン
Photo by Gage Skidmore

2019年、マーベル・シネマティック・ユニバースキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルとして参戦したのが、今もっとも注目を集める女優のひとり、ブリー・ラーソンだ。初登場の『キャプテン・マーベル』につづき、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも存在感を示したブリーは、今後『キャプテン・マーベル』続編(タイトル未定)が待機中である。

もっとも米Varietyによれば、ブリーは『キャプテン・マーベル』続編の製作時期を把握していないとのこと。現在、キャリアの転換期を迎えていることを明かしている。

(『キャプテン・マーベル』続編の時期は)知りません。次の仕事が何なのかをまったく知らなくて、それがすごくエキサイティングなんです。自分の人生がどうなるのかすらわからないんですよ! 今年の大半はプレスツアー(プロモーション)を回っていたんですが、後半は自分のしたいことにきっちりと焦点を絞っていました。それは仕事とはまったく別物なんですよ。」

ブリーは現在の時間を「潜伏期間」と考えているようで、プロジェクトの開発には携わりつつも、基本的には自分自身を見つめ直す時間を過ごしているようだ。1989年生まれのブリーは、30歳を迎えた今、「たくさん仕事をしてきましたが、変化しなきゃいけないと思うんです。それから、何が自分のためになるのか、今の自分が何者なのかを考えなければいけないと思いました」と語っているのだ。

いわば人生の、キャリアの小休止に入っているらしいブリーは、現在「人生で初めて仕事をしていません」とも話している。「すごく恵まれています。こんな状況は考えたこともありませんでした。(働かないことで)一文無しになるわけでも、オーディションに行かなきゃいけないわけでもないなんて」。これまで働き通しだったがゆえ、ブリーは「今は休みを取っていいんだ」と意識的に休むよう努めているそう。

ちなみに、「次の仕事が何なのかをまったく知らなくて」と言っているブリーだが、今後の企画はいくつも進行している模様。インタビューの中では、監督第2作の脚本を書き始めたほか、自身の携わる企画に脚本家を雇ったことが明かされている。ブリー自身は、ドキュメンタリーのような「脚本のない作品」にも関心があるとのことだ。

2019年夏、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は『キャプテン・マーベル』続編の企画が存在することを認めたが、製作時期は謎のまま。ブリーが把握していないということは、実現はしばらく先のことになるだろうか。同じく公開時期未定の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』は、2021年以降の撮影となる可能性が浮上している。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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