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『キャプテン・マーベル』冒頭あらすじが判明 ─ 失われた記憶とルーツを探る、ミステリとしてのヒーロー映画

キャプテン・マーベル
© MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバースの次回作、映画『キャプテン・マーベル』の冒頭部分のあらすじ、そして全体の構造に関する新たな情報が判明した。製作総指揮を務めるジョナサン・シュワルツ、そして監督のアンナ・ボーデンが語っている。

この記事には、映画『キャプテン・マーベル』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。

キャプテン・マーベル
© MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

最強の女性ヒーローは自身の謎を解き明かせるか

『キャプテン・マーベル』の主人公キャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルは、他のヒーローを寄せ付けないほどの圧倒的な能力を誇る、いわば“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上最強のヒーロー”。本作では、そのオリジン・ストーリーが描かれることになる。

しかし『キャプテン・マーベル』の物語について、ジョナサン氏は「他のオリジン・ストーリーとは構造が違う」、アンナ監督も「いわゆる昔ながらのオリジン・ストーリーではない」と強調する。これこそが本作最大の特徴であり、大きな見どころだ。ジョナサン氏いわく、映画は「キャプテン・マーベルが宇宙にいるところから始まる」のだという。

すでに彼女はスーパーパワーを持っていて、クリー人とスクラル人の戦争ではクリーの側に就いて戦っているんです。ジュード・ロウ演じるキャラクターが率いる、スターフォースという部隊も登場します。クリー人はスクラル人と戦うため、異星へ向かうミッションに移りますが、その途中に主人公はスクラル人に捕らえられてしまうんです。

そして、その後彼女は自分が地球にいることに気づきます。1990年代なので、ブロックバスター・ビデオの天井をぶち破ってね。彼女はまだ若い、目が二つある頃のニック・フューリーと出会って、二人はスクラル人の地球侵略を止めることになる。また、同時にキャロル(・ダンバース)の過去にも迫っていくんです。」

ジョナサン氏は、肝心の部分を巧妙に省略しながら物語のあらすじを説明してくれている。なぜキャロルは捕らえられてしまったのか、そしてなぜ地球にやってきたのかが一番重要ではないか…!

その一方、ジョナサン氏は主人公キャロル・ダンバースにまつわる重要な設定を明かしてもいる。なんと、彼女は自分が地球人であることを忘れてしまっているというのだ。

「キャロルにとって大きいのは、人間としての過去を思い出せないこと。映画の冒頭で、彼女は自分のことをクリー人だと信じています。そしてクリー人の軍隊に徴兵されている。そのことを彼女は一人の人間として誇りに思っていますし、彼女は自分がクリー人であることを愛してもいます。しかし冒険の途中、自分にはそれ以上の物語があることを知るんです。」

MCU史上最強のヒーローは、戦いの中で自らのアイデンティティを大きく揺らがされることになる。彼女はヒーローである以前に、人間としての弱点を剥き出しにしたまま旅を続けることになるのだろう。こうした趣向のオリジン・ストーリー、かつてない物語性を有するヒーロー映画を手がけることは、アンナ監督やライアン・フレック監督にとっても「すごく楽しかった」という。その完成度にアンナ監督は自信をにじませた。

「このスーパーヒーローはどうやって能力を手に入れたのか、いかにして現在の彼女になったのか。登場人物の冒険に沿ってこれらの謎が解き明かされていくのは、観客のみなさんにも楽しんでもらえる、驚いてもらえることでしょう。楽しいライド・アトラクションになりますよ。」

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)全国ロードショー

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

Sources: ComicBook.com, SR, Fandango

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条として、海外の映画・ドラマを中心に執筆しています。日本国内の映画やアニメーションも大好きです。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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