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「コブラ会」ミスター・ミヤギの前日譚が検討中 ─ 「彼の人生への疑問を描きたい」

コブラ会
「コブラ会」シーズン6パート1は、2024年7月18日よりNetflixにて配信開始

人気シリーズ『ベスト・キッド』から生まれた、Netflixシリーズ「コブラ会」より、ミスター・ミヤギの前日譚作品が製作される可能性が浮上してきた。クリエイターのヘイデン・シュロスバーグが、米The Hollywood Reporterの取材にて明らかにした。

「コブラ会」は、『ベスト・キッド』の主人公ダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)と、宿敵ジョニー・ロレンス(ウィリアム・ザブカ)の約30年後を描く物語。映画シリーズでパット・モリタが演じたミヤギは、モリタ自身が2005年に逝去したことを受け、すでにこの世を去っている設定となった。これまでは言及やアーカイブ映像のみで登場してきたミヤギだが、最終章であるシーズン6のパート1では、その知られざる歴史に光が当てられている。

製作陣はシーズン6のパート2・3配信に向け、現在はラスト数エピソードの編集作業を進行中。シリーズの完結に向けて集中しているというが、無事に完成したあとはスピンオフ作品に着手する意向だ。シュロスバーグは「私たちは(ミヤギの前日譚を)ぜひやりたいと考えており、実際に話し合いをしています」と認めている。

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「スピンオフのことは常に考えています。『コブラ会』自体が『ベスト・キッド』のスピンオフのようなもので、映画に登場したいじめっ子を取り出し、その枝から独自の木を作り出したもの。だから、ドラマの登場人物なら誰でも同じことができると考えています。彼らの未来を描く楽しみを考え、過去についても考える。だから、このシーズンではミヤギの物語を描いたのです。ミスター・ミヤギと彼の人生について、さまざまな疑問が湧いてきますよね。そういうことをずっとやりたいと考えていたんです

なお「コブラ会」シーズン6の執筆にあたっては、『ベスト・キッド』第1作~第3作の脚本家であるロバート・マーク・ケイメンとも面会し、ミヤギの背景について話し合ったほか、ドラマの内容についても助言を得たとのこと。オリジナルの精神に忠実な物語を経て、いずれさらなる過去が描かれるかもしれない。

スピンオフ企画について、シュロスバーグは「(『コブラ会』が)終わったら現実的に始められます」と話している。シーズン6のパート2は2024年11月28日、パート3は2025年に配信予定。正式な実現決定に期待しよう。

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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