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『ベスト・キッド』続編ドラマ『コブラ会』本予告編公開!ジョニー、人生と道場の再起狙う ― 日本配信は不明

コブラ会
https://www.youtube.com/watch?v=xCwwxNbtK6Y

映画『ベスト・キッド』(1984)の正統な続編となる、ドラマシリーズ『コブラ会(原題:Cobra Kai)』の米国版本予告編が公開された。本作は『ベスト・キッド』の主人公ダニエル・ラルーソーと、彼と戦ったジョニー・ロレンスの“その後”を描くストーリー。ダニエル役のラルフ・マッチオと、ジョニー役のウィリアム・ザブカが1984年と同じ役で再登板を果たす。

『ベスト・キッド』続編、堂々の始動

今回の映像では、以前公開されたティザー映像とはうってかわって、作品のコミカルなトーンがより明快に押し出されている。予告編は映画『ベスト・キッド』で、ジョニーがダニエルに倒される場面から幕を開ける。
それから34年後の現在、床に眠っているジョニーを起こしたのは携帯電話の着信だった。かつてのライバルであるダニエルは、今では自動車ディーラー「ラルーソー・オート」の経営者。格闘技の経験を活かした、文字通り価格を破壊していくCMがジョニーを苛立たせる。

ダニエルに呼び出されたジョニーは、店先で手痛い(しかし悪意もない)扱いを受ける。「こちらジョニー・ロレンスさん。古い知り合いなんです」「ああ、やっつけられた人じゃないですか」「えっと、正確に言えば僕が顔を蹴っ飛ばしたんですよ」。一同爆笑である。
そんな折、ジョニーは一人の少年、ミゲルをいじめる不良グループに遭遇。向かってくる不良たちを、彼はあっという間になぎ倒してしまうのだった。「それ、テコンドーか何かですか?」「空手だよ。」「教えてもらえませんか?」

そんなある日、ダニエルは仕事帰りに車の中から信じられない光景を目にする。それは、かつてジョニーが在籍していた道場「コブラ会」の看板だった。募集チラシを見ながら、ダニエルは妻に「30年経って、あいつも変わったかと思ったのに。まだ同じことやってんだよ」とボヤく。
そう言いながら道場を訪れたダニエルは、ジョニーに「ティーンエイジャーをボコボコにしたって聞いたぞ」と一言。するとジョニーは、「ティーンエイジャーをボコボコになんかしてない。それに値するクソ野郎をぶっ飛ばしたんだ」と応じるのだった。「ジョニーはコブラ会を復活させられると思ってるのか? それはないだろ。」

しかしジョニーの開いたコブラ会には、続々と生徒たちが集まってくる。学校で辛い目に遭っている少年少女の「先生」となって、ジョニーは再起を狙うのだ。「俺が教えるのは、俺が教わった空手の流儀だ。弱々しいお前たちの世代に、本当に必要な戦い方だよ。」
少女を相手に戦うことに腰が引けているミゲルは、逆に少女の攻撃を受けて一瞬で倒れてしまう。「女の子は生まれつきのコブラだから。」

そんな中、ダニエルもまた鉢巻を締めて動き出すのだった。「ジョニー、君と僕は終わっていない。」

『コブラ会』ではラルフ・マッチオ&ウィリアム・ザブカのほか、ミゲル役にショロ・マリデュエナが、父親に反抗するジョニーの息子ロビー・キーン役をタナー・ブキャナンが、ジョニーの継父役をエド・アシュナーが演じる。またダニエルの妻アマンダ役にコートニー・ヘンゲラー、娘サマンサ役にメアリー・マウサーが配された。

シリーズの脚本を手がけるのは『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』(2010)のジョシュ・ヒールドと、ジョン・ハーウィッツ&ヘイデン・シュロスバーグ。なお、ハーウィッツ&シュロスバーグは全10話中多くのエピソードを監督するという。

ドラマシリーズ『コブラ会』は2018年5月2日にYouTubeの有料サービス「YouTube Red」にて世界配信予定
ただし同サービスは日本で利用することができないため、国内での配信・放送については不明だ(2018年3月24日時点)。

Source & Eyecatch Image: YouTube

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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