ディズニー&ピクサー新作『COCO』詳細あらすじ&本編画像公開!作品のヒントは『トイ・ストーリー3』

ディズニー&ピクサーによる新作アニメーション映画『COCO(原題)』のあらすじと本編画像が公開された。全米公開は2017年11月ともう少し先の作品だが、ピクサー初のミュージカル映画らしいこと、また初めて“死を描く”作品になるということで、すでに期待しているファンも多いことだろう。

今回、エンターテイメント・ウィークリー誌は、あらすじ&本編画像を掲載するとともに、監督を務めるリー・アンクリッチ(『トイ・ストーリー3』)へのインタビューを実施している。どうやらアンクリッチ監督は、前作『トイ・ストーリー3』を参考にしつつ、『COCO』でかつてない挑戦を目論んでいるようだ。

https://fr.wikipedia.org/wiki/Fichier:Logo_Pixar_Coco.jpg

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『COCO』あらすじ&場面写真

主人公ミゲルは、ごく平均的な家庭であるリヴェラ家に生まれた12歳の少年。しかし靴づくりを代々受け継ぐリヴェラ家が、ただひとつ普通の家庭と違うのは、何世代にもわたって音楽が禁じられていることである。その理由は、リヴェラの高祖母(ひいひいおばあさん)であるイメルダの夫が、音楽家を目指して家族を捨ててしまったことにあった。それ以来、リヴェラ家では厳しく音楽が禁じられている。現在は、主にミゲルの祖母がその決まりを重んじているのだった。

もちろん、いくら禁じられてもミゲルの好奇心を抑えることはできない。音楽を愛し、故人である歌手エルネスト・デ・ラ・クルーズのアドバイスを受けながら成長した彼は、ある日クルーズの墓を訪ねる。そこでミゲルは、クルーズの墓に掛けられていたギターを“借りる”ことにする。しかし折悪く、その日は「死者の日」(祝日のひとつ。家族や友人が故人について語らう日)だった。墓場泥棒となってしまったミゲルは、うっかり死者の国に足を踏み入れてしまい、そこで音楽を禁じられてきたリヴェラ家の先祖たちと出会う……。

Progression Image 3 of 3: Final Frame ASPIRING MUSICIAN — In Disney•Pixar’s “Coco,” Miguel (voice of newcomer Anthony Gonzalez) dreams of becoming an accomplished musician like the celebrated Ernesto de la Cruz (voice of Benjamin Bratt). But when he strums his idol’s guitar, he sets off a mysterious chain of events. Directed by Lee Unkrich, co-directed by Adrian Molina and produced by Darla K. Anderson, “Coco” opens in theaters Nov. 22, 2017.

http://ew.com/movies/2016/12/25/coco-first-look-pixar/

エンターテイメント・ウィークリー誌によると、タイトルの『COCO』(ココ)とは、音楽を禁じた高祖母イメルダの娘の名前だという。きっと死者の国でミゲルが出会うキーパーソンになることだろう。

また、今回公開された画像はミゲルがクルーズの墓からギターを持ち出す、いわば劇中の“超重要シーン”のようだ。エンターテイメント・ウィークリー誌は、この場面のコンセプトアートも2種類公開している。是非あわせてご覧いただきたい。

Coco (2017)Concept ArtMiguel (voiced by Anthony Gonzalez)

http://ew.com/movies/2016/12/25/coco-first-look-pixar/

http://ew.com/movies/2016/12/25/coco-first-look-pixar/

http://ew.com/movies/2016/12/25/coco-first-look-pixar/

メキシコの文化を真正面から描く

「死者の日」とはラテンアメリカ諸国の祝日であり、メキシコではとりわけ大きな祝祭が行われる日だという。アンクリッチ監督は、この文化を『COCO』で描くと決めた時、その大変な重圧についてきちんと自覚したと話している。

「ジョン・ラセター(ディズニー&ピクサー両社でチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める)がこの映画にゴーサインを出した日、その責任を自分の両肩に感じました。これまでスタジオが作ってきた映画とは明らかに違うことをしてきて、初めての作品になると分かっていたからです。私たちには、この文化をきちんと扱い、ステレオタイプやありがちな表現に陥らせない責任がありました」

メキシコの「死者の日」の様子 https://www.cityexpress.com/blog/top-destinos-en-mexico-para-vivir-el-dia-de-muertos

メキシコでの「死者の日」の様子 https://www.cityexpress.com/blog/top-destinos-en-mexico-para-vivir-el-dia-de-muertos

すでにアンクリッチ監督は、『COCO』のボイスキャストにラテン系の出演者を起用している。主人公ミゲル役には新人アンソニー・ゴンザレス、死者の国でミゲルを導くガイコツ・ヘクター役にガエル・ガルシア・ベルナル、歌手クルーズ役にベンジャミン・ブラット、ミゲルの祖母役にレニー・ビクター、といった顔ぶれだ。

またアンクリッチ監督や、脚本のエイドリアン・モリーナ、プロデューサーであるダーラ・K・アンダーソンはメキシコでの取材を幾度となく実施しているほか、多くのスタッフが現地へ飛んでリサーチを進めている。さらに、脚本は多くの専門家によって正確性の検証が行われたという。アンクリッチ監督は、現在の心境を率直にこう述べている。

「これは全世界と分かち合いたい物語です。けれども私たちにとっては、この映画がラテン系の人々にきちんと響いて、これは正しいと感じてもらえることも特に大切なんです。これこそ私たちが挑戦していることです。その重みを感じています」

ピクサー初のミュージカル、ヒントは『トイ・ストーリー3』

『COCO』で注目したいのは、同作が「ピクサー初のミュージカル映画」とされていることだろう。あらすじを読むだけでも、音楽が物語において非常に重要な意味を持つことは十分想像できるが、一体どのような演出が施されているのだろうか?

アンクリッチ監督は、『COCO』が「いきなり歌い出すミュージカルではない」と述べ、むしろ「パフォーマンスの背景をきちんと作っている」と語っている。いわく、『トイ・ストーリー3』のこのシーンが『COCO』の先駆けになっているようだが……。

まだまだ謎が多い『COCO』は、どんな物語を見せてくれるのか、どんな音楽をどんなふうに聴かせてくれるのだろうか。きっと来年の今ごろには、日本でも劇場公開されていることだろう(そうだと思いたい)。今は気を長くして待つことにしよう。

source: http://ew.com/movies/2016/12/25/coco-first-look-pixar/
http://www.vanityfair.com/hollywood/2016/12/pixar-coco-gael-garcia-bernal-dia-de-los-muertos-miguel
Eyecatch Image: http://ew.com/movies/2016/12/25/coco-first-look-pixar/
© Disney•Pixar

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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