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映画版『Call Of Duty』続編企画始動、『ブラックパンサー』脚本家が登板 ― 第1作は2019年撮影予定

コール・オブ・デューティ(Call Of Duty)
Photo by The Conmunity - Pop Culture Geek https://www.flickr.com/photos/popculturegeek/6125807286/

世界的人気を誇るFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲームシリーズ、『コール オブ デューティ(Call Of Duty)』の映画化企画に、早くも続編の動きがみられている。

Varietyによれば、ゲームの製作・発売を担当する米アクティビジョン・ブリザードの映画部門「アクティビジョン・ブリザード・スタジオ」は、映画版『コール・オブ・デューティ(仮題)』の続編に、脚本家として『ブラックパンサー』(2018)のジョー・ロバート・コールを起用したという。

アクティビジョン・ブリザード・スタジオは、現在、映画版『コール・オブ・デューティ』第1作の撮影を2019年に実施する見込みで準備を進めている。監督には『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』(2018)のステファノ・ソッリマが契約交渉に入ったことが以前報じられたほか、脚本は『スノーデン』(2016)のキーラン・フィッツジェラルドが執筆。また、プロデューサーには『パルプ・フィクション』(1994)から『ヘイトフル・エイト』(2015)まで、クエンティン・タランティーノ作品を数多く手がけるステイシー・シェアらが就任した。

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なぜスタジオ側は、シリーズの第1作が本格的に動き出す前に続編企画を始動させたのか。その背景には、そもそも映画版『コール・オブ・デューティ』が“シネマティック・ユニバース”作品として構想されている事情がある。2018年11月時点で第1作の出演者や配給会社は未だ決まっていないが、シリーズ全体のビジョンは練られつつあるようだ。

このたび続編に起用されたジョー・ロバート・コールは、ドラマ「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(2016)で注目され、『ブラックパンサー』ではライアン・クーグラー監督とともに共同脚本を務めた。
自身が脚本・監督を務めるNetflixオリジナル映画『All Day and a Night(原題)』には『ムーンライト』(2017)のアシュトン・サンダース、「ウエストワールド」(2016-)のジェフリー・ライトが出演しているほか、Netflix製作の『Failsafe(原題)』でも脚本を執筆し、こちらは『ブラックパンサー』や『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダンが主演・製作を兼任するとみられている。いまやハリウッドにおいて、名実ともに最も注目されるクリエイターの一人なのだ。

映画『コール・オブ・デューティ(仮題)』シリーズの第1作は2019年撮影予定。ひとまず第1作がどのように動き出すのか、それが問題だ。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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