ジェイク・ギレンホール、ドン・ウィンズロウ新作原作映画で囚人役 ─ スティーヴン・キングが「この20年で最高のクライム・フィクション」と絶賛

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)『アンビュランス』(2022)などで人気のジェイク・ギレンホールが、人気作家ドン・ウィンズロウの新作短編小説を映画化する『Collision(原題)』で、使命を託された元囚人役を演じることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
本企画は、2025年9月17日に出版されるウィンズロウの短編集『The Final Score(原題)』に収録の短編小説『Collision』の映画化。Amazon・MGMが、複数の入札者が競い合った大型取引で映像化権を獲得した。
『Collision』は、献身的な夫・父親であり、素晴らしい人生を送っていた男が、たった一度の過ちによって刑務所送りとなり、そこで生き抜く術を学ばなければならないという痛ましい物語。しかし、それは始まりにすぎない。ようやく自由の身となった彼は、自分が刑務所内で守られていた理由を知り、人生を永遠に変える「ある使命」へと導かれることになる──。
ギレンホールが元囚人役で主演。自身の製作会社Nine Storiesのパートナーであるジョシュ・マクラフリン、The Story Factoryのシェーン・サレルノとともにプロデューサーも兼任する。
この話題作にさらなる注目を集めたのが、「ホラーの帝王」として知られるスティーヴン・キングのコメントだ。彼は700万人のフォロワーに向けて、ウィンズロウの短編集を「この20年間で読んだ中で最高のクライム・フィクションだ」と絶賛。その影響で予約が急増したという。
ウィンズロウの小説は、ポール・ウォーカーが主演した犯罪サスペンス・アクション映画『ボビーZ』(2007)や、『野蛮なやつら/SAVAGES』(2012)として映画化されている。
ギレンホールといえば、ドラマ初主演となるApple TV+ドラマ「推定無罪」(2024)が批評家から絶賛され、Apple TV+史上最も視聴された作品のひとつとなった。このシリーズはシーズン2へ更新され、ギレンホールは主演・製作総指揮で復帰する。また、Amazon映画『ロードハウス/孤独の街』(2024)もプライム・ビデオで配信後2週間で5,000万以上の視聴者数を記録する大ヒットに。製作が決定した続編ではガイ・リッチー監督とタッグを組む予定で、破竹の勢いで活躍を続けている。
これまでに、『プリズナーズ』(2013)や『ナイトクローラー』(2014)などで見せたように、追い詰められた男や道徳的ジレンマに苦しむ人物像をリアルに体現してきたギレンホール。刑務所という極限状態を経て、「使命」に導かれる男の変化を巧みな演技で体現してくれるのではないだろうか。
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Source:Deadline