第三次南北戦争前夜、奴隷制度の続くアメリカで― 『ゲーム・オブ・スローンズ』製作陣の新作は歴史改変SFドラマ『コンフェデレイト』!

人気ドラマ・シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』を手がける気鋭のクリエイター、デイヴィッド・ベニオフ&D.B.ワイスによる新作ドラマ『コンフェデレイト(原題:Confederate)』の製作が米国のテレビ局・HBOより発表された。

ベニオフ&ワイスは『ゲーム・オブ・スローンズ』のショーランナー/エグゼクティブ・プロデューサーを務めており、脚本家として全60話(シーズン6時点)に及ぶエピソードの半分以上を執筆している。それぞれ監督も務めている、いわば現在の『ゲーム・オブ・スローンズ』人気と高評価を生んだ張本人なのだ。
そんな超実力派コンビが、『ゲーム・オブ・スローンズ』を製作したHBOにて再び手がける新作ドラマとなれば、海外ドラマファンがチェックしない理由はないだろう。

ベニオフ&ワイスが手がける新作『コンフェデレイト』は、「もし南北戦争で南部州がユニオン(当時の合衆国)から脱退することに成功していたら?」という設定で展開する歴史改変SFドラマだ。奴隷制度が法的に認められたまま近代を迎えた、第三次南北戦争前夜のアメリカが舞台になるという(編集部注:アメリカ独立戦争を「第一次南北戦争」、いわゆる南北戦争を「第二次南北戦争」と理解する場合があるためか)。

主なストーリーは、南北戦争時代に南北の「境界線」とされたメイソン=ディクソン線の両側で展開する。自由を求める戦士や奴隷狩り、政治家、奴隷制度反対論者、ジャーナリスト、そして奴隷を扱う企業の幹部と奴隷一家が登場するようだ。複数の視点で第三次南北戦争までの世界を追う一大群像劇になることだろう。

ベニオフ&ワイスによれば、本作『コンフェデレイト』はもともと長編映画として構想されていたという。『ゲーム・オブ・スローンズ』に劣らないスケールの世界観と映像が今回も期待できそうだ。またこの時代に南北戦争の歴史改変SFを作る、しかも「第三次南北戦争」を描くと宣言するあたり、同時代の情勢に切り込むような高い社会性にも注目したい。

気になる放送開始は『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8の終了後、すなわち同シリーズの完結後。シーズン8の放送は2018年後半から2019年になるとみられるが、2017年7月20日現在、正式なスケジュールは発表されていない。

ベニオフ&ワイスは、『コンフェデレイト』でもショーランナー、エグゼクティブ・プロデューサー、脚本家を兼任する。なお『ゲーム・オブ・スローンズ』スピンオフ企画には二人は参加していない
そのほか、ドラマ『グッド・ワイフ』のニッチェル・D・トランブルと『Empire 成功の代償』のマルコム・スペルマンがエグゼクティブ・プロデューサー兼脚本家として参加。『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズをプロデュースしたキャロリン・ストラウス、ベルナデッテ・コールフィールドもエグゼクティブ・プロデューサーを務めるようだ。

ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最新シーズン『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌』は、スターチャンネルにて日米完全同時放送中(毎週月曜あさ10:00ほか)。
こちらの物語はクライマックスを迎えつつあるが、ファンはまだまだ楽しみが続くことになりそうだ。

Source: http://variety.com/2017/tv/news/hbo-confederate-tv-show-game-of-thrones-creators-david-benioff-db-weiss-1202500538/
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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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