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フランシス・フォード・コッポラ、『スター・ウォーズ』ジョージ・ルーカスのキャリアに悲しむ「他の映画を作らなかった」

フランシス・フォード・コッポラ&ジョージ・ルーカス
Photo by Gerald Geronimo https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Francis_Ford_Coppola_(5980409834).jpg | Neon Tommy https://www.flickr.com/photos/neontommy/6339542462 | Remixed by THE RIVER

フランシス・フォード・コッポラ監督は映画界を共に牽引してきた、ジョージ・ルーカス監督が『スター・ウォーズ』以降、単独作品を監督しなかったことを悲しく思っているようだ。

盟友として知られる二人だが、フィルモグラフィーは全く異なる。『ゴッドファーザー』シリーズだけでなく、『地獄の黙示録』(1979)『レインメーカー』(1997)など数多くの単独作品も世に送り出してきたコッポラ監督に対して、ルーカス監督は初監督作『THX 1138』(1971)『アメリカン・グラフィティ』(1973)以降は、『スター・ウォーズ』シリーズ以外の単独作品では監督していない。

Vultureの取材にて、コッポラ監督はルーカス監督の功績を称えながらも、「私が悲しく思っていることがあるとすれば、彼がやりたがっていた、他の映画を作らなかったことです」と語っている。「ジョージ(・ルーカス)は本当に優秀で才能のある人です。『アメリカン・グラフィティ』での革新性を見てください。更に作るべきでした」。

コッポラ監督はルーカス監督に自身の想いを実際に打ち明けたことがあるようだ。「彼は知っています。ただ、これ以上言えない状況ですね。私は彼のことを弟のようにも思っていて」と心配している様子だが、同時に今後は次世代が映画界を牽引するべきだと語っている。「我々年寄りは、(若者のたちの)成功を祈る必要があります。娘のソフィア(・コッポラ)は、ある意味で私よりも成功していて、彼女が次に取り組むことの方が興味を持たれていると認識しています。そうであるべきでしょう」。

ちなみに、コッポラ監督による『ゴッドファーザー PART III』の再編集版『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』が、2020年12月23日に発売される。監督本人が再編集を施して、自身と原作者・脚本家が当時構想していた意図が反映された決定版だ。

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Source: Vulture

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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