実写版「カウボーイビバップ」スパイク役、アニメ版への敬意忘れずに撮影 ─「これはビバップらしいだろうか?と常に話し合っていた」

日本発の人気アニメ「カウボーイビバップ」が、Netflixシリーズとしてハリウッド実写化される。主演のジョン・チョーは、オリジナルアニメへの敬意を存分に払いながら、本作の製作に挑んでいたようだ。
Netflixシリーズでは、スパイク・スピーゲル(ジョン・チョー)、ジェット・ブラック(ムスタファ・シャキール)、フェイ・ヴァレンタイン(ダニエラ・ピネダ)という賞金稼ぎを生業とする変わり者集団が、太陽系で最も危険な犯罪者たちに立ち向かう姿が描かれる。キャラクターのビジュアルはオリジナルアニメを尊重した仕上がりとなっていることで話題だが、どうやらそれは見た目だけには限らないようだ。
『TUDUM: グローバルファンイベント』のインタビューにてチョーは、「“これはビバップらしいだろうか?”と常に話し合っていました」と撮影時の出来事について振り返っている。「どこにカメラを配置するかだったり、小道具についてだったりの話です。それとカメラの動きや、人の立ち方についても。“これはスパイクか、それともジェットか?これはビバップらしい動きなのか?”みたいな」。
チョーのコメントにつづいて、ピネダは「アニメに立ち返ることなく決定を下すことはありませんでした」と語っており、シャキールは「沢山の愛情が込められています」と話している。いかに原作を脇に置かずに忠実に再現することに専念していたかがうかがえる内容だ。
なお、Netflixシリーズ版は原作に沿った作品にしながらも、実写版ならではの拡張要素も加えられていることも判明済み。「どの方向から観ても、アニメの正史を破ることなく、すでに存在する世界に追加の要素を上手く取り入れられたと思っています」。注目の実写版「カウボーイビバップ」は、2021年11月19日より独占配信開始だ。
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Source: TUDUM