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自分を狼と信じ込む男、野良猫と思い込む女の葛藤と恋描く ─『Wolf』米予告編、ジョージ・マッケイ&リリー=ローズ・デップ共演

https://youtu.be/oG1xjm0GZgQ

『1917 命をかけた伝令』(2019)や、『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』(2019)などのジョージ・マッケイ主演、映画『Wolf(原題)』より米国版予告編が公開された。自分を狼と信じ込む男の葛藤と恋愛模様を描く実験映画だ。

自分は人間の体に閉じ込められた狼だと信じている主人公のジェイコブ(ジョージ・マッケイ)は、まさに本物の狼のように食べて寝ての生活を繰り返していた。それに対して彼の家族は大きな悲しみに暮れており、ジェイコブを矯正施設に送り込むことになったのだ。

公開された予告編では、矯正施設での治療を受けることを決意したジェイコブが、自身と同じように動物と思い込んでいる人々と共に治療を受けていく姿が捉えられている。そこで出会ったのは、自分を野良猫と信じてやまないひとりの神秘的な女性(リリー=ローズ・デップ)。やがて彼女とは友情ではなく、恋心を抱くようになっていく。しかし、この矯正施設での生活および治療は一筋縄ではいかず、過激で危険に満ち溢れていたのだ。果たして、ふたりに待ち構えている運命とは?

IndieWireによると、トロント国際映画祭で本作を一足先に鑑賞した批評家からの評判も高く、ジョージ・マッケイとリリー・ローズ・デップの傑出した演技に引き込まれたようだ。キャストにはほか、『ボーン・アルティメイタム』(2007)『パレードへようこそ』(2014)のパディ・コンシダインらが出演している。監督・脚本を務めたのは、ナタリー・ビアンチェリ。監督にとって本作は、『Nocturnal(原題)』に続く長編映画2作目となる。

映画『Wolf(原題)』は、2021年12月3日に米国公開予定。

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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