『クリード3』初予告編が米公開 ─ もっとも戦いたくない相手と運命のガチンコ対決へ

『ロッキー』シリーズの新章、映画『クリード』シリーズ第3作『Creed Ⅲ(原題)』の予告編が米国で初公開された。『クリード』シリーズは、ロッキー・バルボアを師匠に、アポロ・クリードの息子であるアドニス・クリードがボクサーとして成長していく姿が描かれる。
その第3弾となる予告編は前作から7年後のタイムジャンプでスタート。アドニスは世界チャンピオンとなり、米Forbes誌の表紙を飾るほどの存在に。妻のビアンカはシンガーとして成功し、7歳になった娘のアマラと共に順風満帆な人生を送っているアドニスの元に、一人の男が現れる。
それは、アドニスの幼なじみで兄弟同然に育ったダミアン・“デイム”・アンダーソン。フラッシュバックでは少年時代のアドニスとダミアンが警察に逮捕される様子が描かれ、ダミアンは18年間も刑期を務めたことが明らかになる。“弟”と久しぶりの再会を果たしたアドニスはダミアンを自分のボクシングジムに誘うが、リング上のダミアンには不穏な空気が漂う。
続くシーンではダミアンが、「誰かが自分の人生を生きてるのを横目に、ムショで人生の半分を過ごすことを想像してみろ!すべてを奪ってやる!」とアドニスに詰め寄り、ダミアンは逮捕された件をアドニスのせいだと思っている節が感じられる。
最終的にアドニスとダミアンは、正式な試合で過去の因縁に決着をつける展開となるようだ。予告編の後半はリングに上がる2人とトレーニングのシーン、フラッシュバックが交差しながら、クライマックスのマッチへとなだれ込んでいく。果たして、アドニスにとってもっとも戦いたくないでろう対戦相手との運命のマッチの結果は。
本作でアドニス役のマイケル・B・ジョーダンは監督デビューを飾り、ビアンカ役のテッサ・トンプソン、アドニスの育ての母親メアリー役のフィリシア・ラシャド、トニー役のウッド・ハリス、ヴィクター・ドラゴ役のフロリアン・ムンテアヌが続投。ロッキー役のシルベスター・スタローンは復帰しない。
『囚われた国家』(2019)『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(2019)などに出演し、マーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ5・6で鍵を握るヴィラン、征服者カーンを演じるジョナサン・メジャースがダミアン役に起用されている。その他に新キャストとして、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のセレニス・レイバ、『セイフティ ~最高の兄弟』(2020)のサディアス・J・ミックソンらが参加。
第1作で監督を務めたライアン・クーグラーが原案を手掛け、『スペース・プレイヤーズ』(2021)のキーナン・クーグラーと『ドリームプラン』(2021)のザック・ベイリンが共同脚本を手がける。
『Creed Ⅲ(原題)』は2023年3月3日に米国公開予定。
Source:@CREED III