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名作軍事アクション『クリムゾン・タイド』続編企画が進行中 ─ デンゼル・ワシントン復帰の可能性も

Aktiv I Oslo.no https://www.flickr.com/photos/aktivioslo/5250986287

『トップガン』(1986)のトニー・スコット監督による軍事サスペンス映画の名作『クリムゾン・タイド』(1995)の続編企画が動き出しており、主演のデンゼル・ワシントンが復帰する可能性が浮上している。米Varietyが報じた。

『クリムゾン・タイド』は、冷戦終結直後の不安定な国際情勢を背景に、アメリカの原子力潜水艦で起きる指揮権争いを描いた軍事サスペンス。ロシア国内の内戦によって核の脅威が高まる中、出動した潜水艦アラバマで、艦長のフランク・ラムジー大佐と副官のロン・ハンター少佐がミサイル発射命令をめぐって対立。人類の未来を左右する決断を迫られる──。

ラムジー大佐を演じたのは、2025年2月にこの世を去った伝説的名優ジーン・ハックマン。対するハンター少佐役は、のちに『トレーニング デイ』(2001)や『イコライザー』シリーズなどで確固たる地位を築くデンゼル・ワシントンが演じ、2人による迫真の演技も映画の大きな魅力となった。

本作でプロデューサーを務めたブラッカイマーは、米トーク番組「The Rich Eisen Show」にて続編企画が進行していることを認めた。「今、優秀な監督と脚本家が、海の中で何が起こっているかについて海軍と話し合っています」と語ったが、企画に携わっているクリエイターの名前は明かしていない。

また、ブラッカイマーはワシントンの続投にも期待を示しており、「良い脚本を渡せば、彼はやってくれると思います」と述べた。ただし米Varietyによると、ワシントンの出演は脚本次第であり、現時点では完成稿は存在していないという。

前作を監督したトニー・スコットと脚本家のマイケル・シファーは故人となっている。ブラッカイマーは、「トニー・スコットという素晴らしい監督がいました。クエンティン・タランティーノとロバート・タウンという、偉大な脚本家・監督のふたりが脚本を書いてくれました。あのレベルの脚本を再現できるかどうかはわかりません」とも語っている。

なお、『クリムゾン・タイド』に脚本家として正式にクレジットされているのはマイケル・シファーだが、脚本は長期にわたり何度も書き直されたといいう。タランティーノとタウンはそれぞれ改稿に参加していたが、ともに名前はクレジットされていない。

名作の続編にふさわしい脚本とキャストが揃い、あの緊迫感が再びスクリーンに蘇ることとなるか。続報の到着を待ちたい。

Source: Variety

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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