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『クルエラ』監督、『ジョーカー』との比較をどう受け止めたか

クルエラ
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『101匹わんちゃん』(1961)の悪名高きヴィラン・クルエラの誕生秘話を描く実写映画『クルエラ』は、“人気ヴィランのオリジンを描く”というコンセプトや予告編のルックから、DC映画ジョーカー(2019)としばしば比較されてきた一作だ。予告編の公開後には、「ディズニー版『ジョーカー』」との声さえ聞かれたのである。

では、監督のクレイグ・ガレスピーは、このような比較をどのように受け止めていたのか……。米ComicBookMovie.comのインタビューでは、思いの丈を素直に打ち明けている。

「僕は『ジョーカー』が大好きで、素晴らしい仕事のなされた作品だったと思います。だから、(『クルエラ』と)比較したいと思われるのは非常にうれしいこと。ただ、まったく異なるトーンであることも分かっていました。“(比べられるのは)気がかりでしたか?”という質問も何度か受けましたが、結局は別物を観てもらうわけだしな、と思っていましたね。『ジョーカー』と同じ文脈で扱われることは、別に最悪の出来事ではないんですよ。」

しかし監督は、予告編へのリアクション自体は予想していなかったよう。「こんなふうに理解されるのか、と少し驚きました」とのコメントとともに、あるポジティブな感想を得たことも話している。「この映画にあるようなダークな要素を観客は求めているんだな、と思ったんです。それを知れたことが良かった」。実際に『クルエラ』と『ジョーカー』がどう“まったく異なる”のかは、ぜひ本編で確かめてほしい。

ちなみにガレスピー監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)で疑惑のフィギュアスケート選手、トーニャ・ハーディングの半生を描き、『クルエラ』を経て、現在は「モトリー・クルー」ドラマーのトミー・リーと妻パメラ・アンダーソンの熱愛とスキャンダルを描くドラマシリーズ「Pam & Tommy(原題)」を撮影中。広く捉えれば、いずれも“疑惑の人々”のバックボーンに迫る物語を手がけつづけている。

Source: ComicBookMovie.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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