トム・クルーズ、戸田奈津子に御礼「日本の映画界にとって特別な方」「字幕作業はほんの数日前に仕上がったばかり」

トム・クルーズ主演の人気シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が5月17日より先行公開、23日より日米公開となることに先駆け、5月7日に都内で来日記者会見が開催された。主演・製作のトム・クルーズをはじめ、ヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督が登壇した。約1時間半に及ぶ会見では、登壇者らがシリーズ集大成となる本作への想いや撮影裏話が語られた。
前日にはジャパンプレミアが開催。その3日前に完成したばかりの本編を世界初上映し、クルーズら来日キャストと監督も初めて完成版を鑑賞するという機会となった。
「本当に特別な機会となりました」「僕とマッカリー(監督)は7年かけてこの作品に取り組んできたのです」とクルーズ。「この場を借りて、観客の皆さんにお礼を言わせてください」と謝辞を述べる。「昨晩のことを僕は決して忘れません。キャストやクルーを代表して、あそこにいてくれた皆さん、そして日本の観客全員にありがとうを言わせてください。絶対に忘れません」。
さらにクルーズは壇上から、“日本の母”として親しまれる翻訳家の戸田奈津子にも感謝を伝えた。「日本の映画界にとって特別な方にお礼を申し上げたい。戸田さん、どこにいますか?彼女と、彼女のチームも字幕付にとても頑張ってくださって、ほんの数日前に仕上がったんですよね。彼女はこれまでのキャリアで1500本もの映画字幕を担当し、旭日小綬章も受賞されています。御礼を言わせてください」。

客席にした戸田が立ち上がって「Thank you so much」と返すと、「あなたは僕の全ての映画の字幕付けや、打ち合わせでの通訳もしてくださった」とクルーズ。それに、僕たちは誕生日も同じですよね」。
戸田が「優しい言葉をありがとう」と英語で返すと、会場は温かい拍手で包まれた。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月17日(土)〜22日(木)先行上映、23日(金)公開。
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