ベネディクト・カンバーバッチ、Netflix新作ドラマに出演交渉中 ー 1980年代ニューヨーク、巨大な青いパペットと共に息子を探す
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ドクター・ストレンジ』などで知られるベネディクト・カンバーバッチが、Netflixのリミテッド・シリーズ「エリック(原題:Eric)」の主演として最終交渉中であることが明らかとなった。米Varietyが伝えている。
1980年代のニューヨークを舞台とする本作は、子供番組で有名な人形師ヴィンセント・サリヴァン(ベネディクト・カンバーバッチ)が、幼い息子エリックの失踪によって人生のどん底に立たされるというストーリー。薬物依存症のホームレスとなったヴィンセントは、同じくエリックという名の身長7フィート(約213センチ)の青い人形に導かれ、息子を探す旅に出かける。
全6話構成となる「エリック」の脚本を手がけるのは、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011)や『SHAME -シェイム-』(2011)のアビ・モーガン。『THE HOUR 裏切りのニュース』(2011-2013)でエミー賞ミニシリーズ部門脚本賞に輝いた、実力派の脚本家だ。
監督を務めるのは、「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)や「産婦人科医アダムの赤裸々日記」(2022)などのルーシー・フォーブス。製作総指揮は、モーガン、ジェーン・フェザーストーン、ルーシー・ダイク、キャロライン・ストラウスが担当する。
ドクター・ストレンジ役など大作映画でお馴染みとなったカンバーバッチだが、TV界のベテラン俳優でもある。BBCドラマ「SHERLOCK/シャーロック」(2010-2017)の主人公シャーロック・ホームズ役でブレイクし、英人気小説のドラマ化「パトリック・メルローズ」(2019)ではエミー賞にノミネートされた。
映画ではMCU作品のほか、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013)、『ホビット』シリーズ、『1917 命をかけた伝令』(1917)など様々な作品に出演。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)と『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。次回作として、ウェス・アンダーソン監督の新作『The Wonderful Story of Henry Sugar』が待機中だ。
▼ ベネディクト・カンバーバッチの記事
ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」を映画化したいと製作者が熱意 ─ 「ただ、全員を集めるのが難しい」 実現したら嬉しすぎる カンバーバッチ主演のサスペンス・スリラー「エリック」5月30日Netflix配信開始決定 ─ 失踪した息子に動揺する父、頼れるのは青いモンスターだけ 製作総指揮も兼任 【ネタバレ】マーベル「ホワット・イフ…?」シーズン2第6話でMCUオリジナルヒーロー登場、実写化の可能性は ─ もしも…カホーリが世界を造り直したら? キャスティングも意味深? トム・ホランド、信頼する先輩はロバート・ダウニー・Jr.&ベネディクト・カンバーバッチ 『オッペンハイマー』のRDJに衝撃受ける 「東京コミコン2023」フィナーレで脳バグ級の共演、夢か現実か?さすがに理解追いつかない観客続出の奇跡ステージ もう思い残すことは何もありません
Source:Variety