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『エジソンズ・ゲーム』カンバーバッチ、発明家たちは「若くてエネルギッシュでロック」 ─ トム・ホランドとの談笑風景も

エジソンズ・ゲーム
©2019 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、マイケル・シャノン、ニコラス・ホルト競演。19世紀末の“電流戦争”を描いた伝記映画『エジソンズ・ゲーム』(原題:The Current War)より、エジソン役として主演を務めたカンバーバッチのインタビュー映像が公開された。

公開された特別映像は、カンバーバッチのインタビューをはじめ、カンバーバッチやトム・ホランドや監督アルフォンソ・ゴメス=レホンなどの姿を捉えたメイキングなどで構成されている。

カンバーバッチは本作で、自身の演じたエジソンの“恵まれない幼少期”について、学校で少し浮いていたこと、そして聴覚に抱えていた問題を語り、「よくある都市伝説みたいな話だけどね」と一言。本作の手がけたレホン監督には、その若い目線ゆえ、この物語にとって「まさに必要としていた人です」との賛辞を寄せている。

「(登場人物は)古い時代の発明家たちだが、若くてエネルギーに満ち、僕らの未来を創ったロックな人たちというイメージ。セピアトーンの錆びついた感じは取り払い、その時代の細部にも気を遣わないといけない。そこから次のステップへ行くのに何ができるかが大事なんです。監督は、世の中がガスから電力に移り変わる時代の興奮を視覚的に伝える方法を知っている人だと感じました。」

インタビューに添えられている撮影風景からは、監督がこだわったというヴィクトリア朝の豪華絢爛なセットや衣装も登場。カンバーバッチとトム・ホランドが撮影の合間に談笑する風景も見られ、その仲睦まじい様子は息の合った演技への期待も高めてくれる。レホン監督による、笑顔を交えながらも熱心な演出の様子もお見逃しのないように。

『エジソンズ・ゲーム』

19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させたトーマス・エジソンは天才発明家と崇められ、大統領からの仕事も平気で断る傲慢な男。しかし裕福な実業家ジョージ・ウェスティングハウスは、大量の発電機を必要とするエジソンの“直流”より、遠方まで安価で電気を送れる“交流”こそ優れていると考えた。若手発明家のテスラも“交流”の活用を提案するが、エジソンに一蹴される。そんな中、ウェスティングハウスが“交流”式送電の実演会を成功させて話題をさらったことにエジソンは激怒。“交流”は危険で人を殺すというネガティブキャンペーンで世論を誘導し始めた。かくして世紀の“電流戦争”が幕を開け、訴訟や駆け引き、裏工作が横行するようになっていく。ウェスティングハウスはエジソンと決裂したテスラに近づくが、果たしてこのビジネスバトルを制するのはどちらか……。

エジソンズ・ゲーム
©2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved.

天才発明家エジソンを演じるのは、「SHERLOCK/シャーロック」『ドクター・ストレンジ』(2017)のベネディクト・カンバーバッチ。世界的偉人のイメージを180度覆す、勝利のために手段は選ばないダークヒーローを怪演する。ライバルのウェスティングハウスには『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のマイケル・シャノン。対決のカギを握る若き天才テスラに『女王陛下のお気に入り』(2018)や『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルト、エジソンの助手インサルに『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドという米英の豪華な顔ぶれが集結した。

2017年にワインスタイン・カンパニー作品として発表される予定だった本作は、共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインの暴行問題が発覚したのち、公開延期を余儀なくされた。のちにワインスタイン・カンパニーは買収され、本作は101 Studiosという配給会社のもと、2019年10月に全米公開を迎えている。製作総指揮のマーティン・スコセッシ監督は、ワインスタイン・カンパニーの圧力で完成していた作品を認めず、アルフォンソ・ゴメス=レホン監督らによる再編集を支援。豪華スターによる1日限りの再撮影を経て、元のバージョンから10分短縮、そして5つのシーンを追加したディレクターズ・カット版が完成した。

映画『エジソンズ・ゲーム』は2020年4月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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